縮図

すでに効率化もある限界を超え、品質も無視して、儲けが出ればいいという世界に突入しつつあるのが顕著になったのが、たぶんこの5年から10年ほど。

さらに言うと、単なる商品品質といった出来の悪さならまだしも、人の命に関わる安全にまで踏み込み始めているのではという感覚を持っているのも、たぶん、私だけではないはずだ。

 

ただ、直接それを現場に伝えると、普通の人は責任感から現場にそれらを強いる。押し切ることは難しい。だからそこに、仲介者、一般的には中間管理職などを介して、現場を統率しようとする。もちろん、中間管理職とて会社の一員。上からの指令を守らなければ、場合によっては次のターゲットは自分になる。

 

これ、いじめの構造と同じじゃないかな?

大人が社会でそんなことをしている中で、子供のいじめは是正しようって、そりゃ無理でしょうし。
だからと言って、日本のみが「おビジネス花畑」ではいられないのももちろん承知の事。

 

いや、日本のみならず、世界を代表して動かしているものが、それらの背景(国など)を背負って幸福の最大化を図る事自体が、実はその背景(国など)単位での部分最適でしかなく。

結局「星」として最適化される以外に解はない…と、あきらめるのは嫌なんだけど。

ローマ帝国っぽいストーリーが、何度ももてはやされるわけだよねぇ。