自分から積極的に探しに行かないこと

与えられて、よければそれで満足する。

でも満足できなければ、既存の手法を一通りなぞるだけで、そこになければハイおしまい。自分で新しい探し方、探す場所、探す方法を開拓したりはしない。既存の枠で十分。
…かと思いきや、その割に不満は口にする。
面白い事がないとか、刺激がないとか。
 
ある一定の年齢より上、ある知識階級において、こういう行動が多いような気がしてならない。不満を口にして終わる。誰か周りがやってくれよと言って終わる。
 
でも、本当にその人の周りに、それ以外の手法がないのか?と言えば、そんなことは無かったりする。もちろん、今までやったことがないからハードルは若干高めだったりするけれど、「本当に」不満だったら、それを超えてでもやりたくなるはずなのだ。
でもやらない、ということは、そこまでの不満じゃない。新たな操作方法、新たな手間を掛けて手に入れるくらいなら、今のままでいいやと。コストや手間をかけてまで求めるものじゃない。

 
要するにそういう人たちがかなり多いってこと。
周りの誰かがやってくれたら、あぁそうかと言う程度の事。
かといって、小さなことも自分ではしないくせに、周りが小さなことをしても
「そんな程度じゃ」
と悪態をつくことも。
いやいやいやいや、あなたの周りの小さな努力を、あなたのレベルに引きずり落とさないでくださいな。
 
過剰に攻めに耐える人の中から、「日本」はいい品質国家で来たかもしれないけれど、ほとんど褒めないから、「伸びるはずの芽」はどんどんと摘み取られて。
でも、過剰に褒められるどこかの国では、確かにどんどんと新しい事が出てくるけれど、その多くが、結果大したことなくて終わってしまうけれど、でもその中の何十分の1、何百分の1が成功することで、大転換を生み出していく。それが生まれた後で、「その品質を上げる方向」で動くのは、それはそれで大切になるけれど。

数十年前に比べて、様々な点でなんとなく満足している現代。それに甘んじた瞬間に、転がり落ち始めていないかな、いろんなポジションから。