選択肢の作り方

アンケートでも、誰かとの対話でも良いのだけれど、実は選択肢をいくつか提示された時点で、多くの人は縛られていたりすることが意識できているか?

 

アンケートでは、右から左までまんべんなく、たとえば、「大変良い、良い、普通、悪い、大変悪い」と言う形で、選択肢がバランスよく配置されている時はそれでもまだマシな方で。

結構な確率で、選択肢に「自分が選びたい適切なモノやレベルがない」ことはないだろうか?

 

紙に書かれているアンケートなら、答えないと言うのも一つの突破の仕方か。

が、昨今は情報化時代。Webを通じて、どれか一つの選択肢を「選ばなくてはならない」という時がつらい。「何れかを選んでください」は、結構な拷問?w

 

その時、実はアンケートの作り手としては、選択肢の作り方がアンケートを取る側に絶妙に仕組まれていたり。特に日本では、悪い方に傾くことより、良い方に傾くことが少なくないからね。
良い答えが導き出せる方向に配置する回答群と、とにかくまんべんなく配置して、真実を導き出したいときに配置される回答群とでは、解答傾向が現実的に違っていたりする。

こうしたアンケートの選択肢の話は、ウナギ屋でのうな重「並、上、特上」の値段設定と似ていたりするかな。

 

選択肢が与えられたら、注意しよう。実はその回答群の外側や、答えと答えの間に、私が答えたい答え方はないのか?と。