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欲しいものが生まれるところ

友人宅へお邪魔すると、こんな素敵なこと、あんな素敵なものなどなど、うらやましくなるような環境や小物が目に入る。あぁ、こんな生活したいなぁと思いが募るわけだが、それらが一通り終わって自宅、自室に帰ってくると、何となく落ち着いてゆっくりと過ごしていたり。

 

隣の芝生は青く見えるという言い方があるほど、自分にはない何かを他人の中に、自分の外側に見つけると、羨ましく、そして欲しくなるのが人という性。知ることさえなければ欲しいとも思わなかったこれまでなのに、知ってしまうことでほしくなる。

なんとなくその欲しくなったものが身の回りにある世界を想像し、良い状況ばかりを頭の中で繰り広げる。たまに「これはないな」とすぐに結論が出るものもなくはないけれど、それでも一度はそれがある世界を夢見てみる。

 

要するに、欲しいと思うものは、そのほしい状況が想像でき、それによって何かが楽になったり便利になったり環境が良くなったり…と改善されることが「想像できる」こと。

グッズや状況はそのきっかけに過ぎない。欲しいという欲望は、そのきっかけで頭の中での想像が生み出していること。

 

究極、商売などというのはそれに尽きる。ファッションも、生活雑貨も、いかに想像させるか、映像として頭の中で思い起こしてもらえるように工夫すること。そのために美しい雑誌写真を撮り、最近では美しい動画を用意する。

 

少し考えれば、「でも毎日使うものじゃないし」「とは言え置き場所に困りそう」などというネガティブ要素も出てくる。いかにこれらも一緒に想像できるか?

 

欲しいものも欲しくないものも、頭の中で生み出している価値感。目の前にあるのはそのきっかけでしかない。