そのタイミング

一番コスト効率がいいのは、「それ」をギリギリまで使い込むこと。

ただ問題なのは、ギリギリとはいつなのかが目視等で判断できないモノの場合、的確な判断ができない事。

 

 

この暑い中、エアコンが壊れたり、オリンピックを楽しんでいる最中にテレビが壊れたり、と言うご家庭があってもおかしくないだろう。ことエアコンが壊れてしまったりすると大変悲惨で、即家電量販店へ行ったところで、「設置作業の順番が回ってくるのは、来週以降ですねぇ…」なんて形で、一週間待たされるなんてのはざらに存在する。

 

パソコンもそれなりに普及したのはいいけれど、当然誰もがきちんとメンテナンスできているわけではない。なので、その記憶媒体であるHDDが故障すると、基本的には、そこにあったデータはすべてお亡くなりになる。
こんな状況、万一の際に貴重なデータ(写真やビデオ等)が吹っ飛んでしまうとまずいので、きちんとバックアップを取っておきましょう…というのが昨今の考え方。…でもまだバックアップ体制を持っている人って、かなり少ないんじゃないかなぁ。

 

とは言え、うまく動いているにもかかわらず新しいハードウェアに切り替える…というのに抵抗がある方もいらっしゃるのもわかる。「正しく動いているじゃん!じゃぁなんで今買い替えなきゃいけないの?」
でもこれ、自動車で考えればわかるはず。何かが壊れてしまった瞬間に、車ならJAFを待って対処すれば、時間と多少のお金以外は失わないかもしれない。が、パソコンの場合、時間とお金と、そこまでにため込んできた貴重なデータ、たぶん二度と手に入らないような写真データがすべて吹っ飛んでしまう。それを、「事故が起こってから」対処したって取り戻せない。だとするなら、いつ取り換えるのか?購入して3年目?5年目?でも問題なく動いてるんだけど???

 

要するにリスク管理。何と何を比較してそれを失ったときに、損失を被ったときにどうリカバリーできるのか?それによって受けうる被害は物理的被害以外に何があるのか?
要するに、そういうことまでイメージができていないってことかな。いつもいつも、「起こってから」対処する、理解する人と、「事前に想像して」対策を打つ人と。