くじきの継承

子供のころに、自分は本当に本気でやっているのに、周りが、もしくはそれを見ている親世代が、「まぁまぁこんなところでいいでしょ」とお茶を濁すような対応をしたら?

やりたいこと、真剣にやっていることをくじく行為をやっていないか、大人は自問したほうがいい。自分の都合の良い時だけ、子供に「さぁ、本気でやれ」なんて促すけれど、親の都合で勝手にぶった切る。

 

最初は子供もしょうがないと思うかもしれないけれど、それが何度も続いたり、何度もくじかれれることが続けば、当然ながら子供だってやる気がなくなって当然。だってあの時強引にやめさせたのはお前じゃないか、と。都合のいいことばっかり言うな!

 

僕は私は本気だったのに。大人の都合だけで本気を出したり、真剣になったりなんてできない!大人のあんたもそうでしょ?誰かに言われて、ハイ本気出せ、ハイ真剣にやれ、ハイここまで…なんて、勝手に都合よく切り上げられて、いつも/いつでもモチベーションを保てるの?

 

真剣なんだよ、特に子供は真剣なんだ。それにのめりこむくらい、ずっとそれに没頭するくらい。それにどれだけ向き合えるのか、どれだけ大人がそんな子供の「本気を守ってくれる」のか、子供は見てるんだよ。一回一回のその時の対応こそが、メッセージ。

それに付き合ってくれる誰かに守ってもらいたい、本気を貫かせてくれる誰かと一緒にいたいんだから。そういう大人がそういう子供を作り、そんな次の世代の大人を作ってるんだからね。