計画の重要性

「計画?そんな先のわからない事なんか無理無理。わかんないんだから計画なんて…」

 

私も以前は、「計画」が苦手だった。だが、ふとある時から、「時代が計画という下地で動き始めているのではないか」と気が付き、そのうえで計画に力を入れるようになった。

 

昨今時々耳にするのが、計画の重要性。でもこれを、明示的に習う機会っていつだろう?

そもそも計画とは、しっかりした内容から、かなりあやふやな事象まで含まれている事が多い。未来なんだから当然でもある。これを何もないところから「はい、計画して」と放り投げられても、まずどこから手をつけて良いかがわからない人が多数なんとなく手探りで、というのが現実ではないだろうか?

 

ネット時代になり、調べる事のコストが格段に下がった。それをうまく取り入れて、より確実性の高い計画を立案する力は、社会で生き抜くための大きな武器となる。

計画を立てた上で、現実をフィードバックして微調整していくことの大切さ。計画の本質が何で、どこまでを計画し、何は曖昧でもいいのか?それらをどうフォローしていくのか?

これ、どこかで習えるんだろうか?

 

さらに言えば、「計画」と一言で言われているこの言葉の定義が広すぎる(と思っている人が少なくない)気がしている。私の認識では、「わかっていることを書き出すこと/わからない事を洗い出す/認識すること」こそが「計画」。

たいていは、「わからない事をわかるように手順を尽くすこと」を「計画」と考えている向きがあるような気がしている。が、「わからない事」は当然わからないでしょ。だが、「どこまでわかっていないのか?逆にどこまでは分かっているのか?」を洗い出すことの方が、ずっとずっと大事なのだ。(だが、そう言ってくれた私の周りの先達は、一人もいなかったのだが…)

 

だから計画とは、わかっているレベルを書き出すことであり、わかっていないレベル/分解できない細かさはどこなのか?を洗い出すこと。
もちろん、であるがゆえに、分解できていない事、かなりあいまいな部分は、その状況が見えるようになったところで、そこで「計画を更新する」必要がある。そう、「計画」は、一発で決まるものではないということ。

 

わからないところがどこかを理解し

わかるようになったところで更新し

わかっていてやるつもりになっていた計画にずれが出ているかどうかを確認して修正する。

 

勉強も、仕事も、人生も。