昔からタダだった

すでにストリーミングで音楽を聴いたり、月定額で音楽や映像を見聞きするサービスに加入している人は少なくないだろう。
でもそんな(特に)若者に「音楽なんか昔から無料で聞けるよ」というと驚いているのを見ることがある。すっかりネット時代になって、逆にその良さがその世代から切り離されてしまった部分の典型かもしれない。 

それはラジオ。

 

昔ならFMで。今でもFMは聞けるし、AM放送をFM波でも放送していたりして、音質は上がっている。さらにネット世代にはradikoのサービスもあり、非常に安定した、ノイズの少ない状況で音楽などを聞ける。

 

昔のラジオ番組を録音したテープなどを、いまだに聞き返して楽しんでいる人もいるし、一部はYoutubeなどにあがっているものもある。 こうしたラジオから集めた曲を自分でまとめることによる楽しみは、当時は編集が大変だったけれど、今では自分だけのプレイリストという形でいとも簡単に実現できる時代。誰かのセンスに頼るのみならず、自分のセンスをうんと磨くことも楽に出来る時代。

そのための音源は、実は自由に聞ける、タダで合法的に聞ける環境がいまでもある、ということ。

ラジオ。もっと見直してもいいんじゃないかな。

そのラジオ側もかなりネットに擦り寄り始めているようだしね。