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世の中がCDに向かうとき

普通は上司にこう言われている人が多いだろう。仕事はQCDを大切に。

 

これはそれぞれ、品質、コスト、デリバリー(スケジュール)を表す頭文字。この中でも「コスト」はというと「〇〇円オーバーしている」とか、「スケジュール」なら「〇日遅れている」ということとして非常にとらえやすいという現実がある。

これに比して「品質」はというと、結構むつかしい。いや、きちんとやっている事業体ももちろんたくさんある。けれど、さてそもそも「何をもって品質」ととらえるかを意識しているか?それは組織が、部署が、関連するメンバーすべてが?となったとき、けっこうこのブレは小さくない事があるのではないかと思っている。

 

だが今あなたがこう言われたらどうするだろう?「最近うちのサービス/商品の品質が低いのが問題なんだ。品質をあげてくれ!」と。

これはこれで、さて、どのような施策を打てばいいのか、結構考え込む人がいるのではないかと推察する。そう、「品質」とは「何をもって品質」として測るのかという事自体が、関係者みんなの意識としてできていない事業があるのも事実。であるがゆえに現場に適切な指示を下せず、現場丸投げになっているような場所も想像に難くない。

 

特に昨今のような経済事情においては、コストとスケジュールは明確に遅れや赤字具合という数値で分かるので、ついついそちらへの指摘、対応がやりやすい現状。なので結果的に、品質(Q)がおろそかになっている状況はないか。Qをとばして、CD重視になっていないか、ということ。

 

その結果として、結局組織としてのブランド力を落としたり、信頼を失ったりして、負のスパイラルに入り始めるところも出るだろう。だがどこで食い止めるのか。何をもって守るのか。もう単にQCDだけを語れば済む時代ではない。当然CDだけに注力するのもあり得ないでしょ。

そうした上で、日々の生活を営むそれらすべてを包括する満足や幸せを求めて。