好きな子にはチョッカイをかけたでしょ
2016年も、さまざまな商品、サービスが生まれ、流行ったものもあれば、狙い通りにいかなかったものもあるだろう。年末にかけてそうしたものの検証が行われたりして、もっともらしい理由が述べられる。
あるモノは
「単機能に絞り込んだゆえに、使い方が明確となり、爆発的ヒット」
にもなる。これに対して
「多機能ではある、がゆえに使い方がはっきりしないことで、売れなかった」
と書かれるモノが出てくる。
だが他方で、
「単機能ゆえに、かゆいところに手が届かず、今後の改善が望まれる」
などと、辛口批評になるモノもあれば、
「様々に使え、使い方に余地があることで、ユーザー独自の工夫が見込まれてヒットに」
何て言う批評も出る。
正直なところ、どっちもどっちであり、個人的には、どちらも記事こそ目は通すものの、「へぇー、で?」といった感じだ。
後付けの解説がたいそうな分析によってできている場合もある。が、それ以上に、今の時代に「ヒット」を作ることの方がそれ以上に大変で難しいのは誰しもが分かっている事。それを生み出した人は誰に文句を言われるものでもないし、売れないものを作ろうと思っている人や企業はまずいない。
昨今、特に失敗したものを叩きやすい環境ができつつある。炎上などという言葉が当たり前に通じること自体がそれを表しているといってもいいだろう(反対に、当たったものを、セオリー通りやっただけ…とやっかむものまで)。
単純に叩くのは簡単だが、それは憂さ晴らしやいじめに近くないか?もっと前向きになれないのだろうか?文句を言うほど「興味がある」なら、いっしょにやればいいものを…。
好きな子には、素直に声をかけられなくて、ちょっかいを掛けることからきっかけをつかもうとする子供のようで。
素直に、ストレートに「やりたい事をやる」。
そのためには、自分が何をしたいのか?を自分自身が理解する必要があるんだよね。