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爆発的発展の先

インフルエンザ流行の季節。

毎年冬場が近づくと、今年の流行は〇型だろうとワクチンが発表されたり、予防接種が始まったりする。当たればいいが外れることもある。

 

インフルエンザに限らず、いわゆる病原体が体内に入り込み、人間本来の体調を狂わせて不調に陥れ病気にさせると言うこの仕組み。が、寄生する方からすれば、宿主たる「人」が死んでしまっては元も子もない。なので、病原体が生き延び続けるためには本来は、宿主にも生き続けてもらえた方がお得感があるはず。

そう言う視点からすると、環境が良いからと「宿主」を破滅させるほど爆発的に発展、増殖してしまっては、自分たちの「宿」としては短命となるということ。

 

これは別に病気の話だけではない、よね。

例えば、とある離島において、ある野生動物の一種族が農作物を荒らすからと人が意図して絶滅させてしまうと、その天敵関係にあった別の動物が一気に増え、それによる食物バランスが崩れて、その種も一時的には爆発的に増えるも、すぐに食糧難にぶつかって、種としての不安定な状況に陥る事にもなりかねない。ひいては、その島の生態系が崩壊しかねない。

結局、病気にせよ食物連鎖にせよ、「社会的バランス」を欠いては、一時的な爆発的繁栄があったとしても、すぐにそのバランスを欠くことによる不安定な状況に陥るという事。

 

誰かの/ある業種だけの賃金を安く抑えたり、逆に誰かの/どこかの地位だけの収入が爆発的に伸びたりすれば、一時的にはよい様に見えても、どこかに不満がたまって、システム全体が不安定に陥るという事。

 

特にネットでそうとうカバーされた今の時代。昔なら、他の国へ行くにも時間がかかったり、物理的障壁(海や距離)で隔てられていたけれど、今や地球はネットを通して1つだ。どこかの国だけが富んだりすれば、その当事者としてはうれしいかもしれないが、その反動やしわ寄せは、必ずどこかに押し寄せているという事実。

人々がよりよく、長く生きるという事を目指すとするなら、共生し続けることを目指すしかないはずなのだと。

 

どこかの国は、より強い国を目指すそうだ。

で、そのバランスのしわ寄せが訪れるのはどこなのか。

全体最適、バランスの時代ではないのかと。