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「ひとつ」を探しに

何か物事で問題が起きたり、トラブルが起きたりすると、原因を探し出す。あぁでも無いこうでも無いと云々したうえで、「主たる要因はこれだッ!」と原因を見つける。そしてそれに対して対処して、トラブルを解決する。

まぁこれが一つの流れになるわけだが、人によっては間違う方がいらっしゃるのは、「要因は一つ」と頭から決めてかかる人がいること。これ、昨今のように複雑な社会、事象の上に成り立っているもので、「単独原因で」ということはまずないですから。もちろん、「主たる要因」を洗い出すことの重要性は分かるのだが、「トップワン」の要因だけ何とかすれば何とかなる…モノばかりではない。そもそも「トップ」が「ワン」であるとも限らず、主たる要因は3つ…なんてことだって当然のようにある。

 

モノづくり企業の中において品質管理などをやっている人、いたことのある人なら当然だが、こうしたトラブル(モノづくりにおいては不良品)をいかに減らすか、といった原因追求、究明の道具は「QC7つ道具」と呼ばれている。対して難しい話じゃない。基本的に高校数学、頭のいい中学生なら十分に理解できる理論で成り立っているのがこの「QC7つ道具」。

仕事現場では当たり前に使われているこうした考え方も、いざ一般家庭に…となると知らない人がほとんどではないだろうか?

「原因」を探すのが必要であって、それが「ひとつ」とは限定していない。もしかすると複数要因あるかもしれない。それをどのように暴き出すのか。手順と道具が確立している。

もともと日本は「モノづくりの国」であり、「日本製」というのが一つのブランドでもあった。「あった」と書いたのは、それに胡坐をかいて、いまでもそうだと信じ続けている事自体がすでに危うい状況だという意識を持てているかどうかということ。別に確証も証拠もない。が、そもそも考えても見てほしい。日本製よりも、「安く」て、でも日本製と同等の製品など、昨今ではゴマンと見るでしょう?そもそも衣料製品、「日本製」を着ている人はどのくらいいらっしゃるだろう?あれっ?日本製が一番だったんじゃなかったの?

 

「ひとつ」とか最初っから頭ごなしに決めている人。その時点で間違っている可能性が非常に高い。

すべてを疑いましょう。子供の目を持ちましょう。なんで?と考え続けましょう。もちろん、どこかで納得する必要はあるし、時間だって無限ではない。けれど、最初っから「枠」をガチガチに固めてしまっては、解決できるものも解決できなくなる。だから、「ひとつ」を探しに行くときには、間口は広く、柔軟に。そして、それらを探し出す手順は、実は確立されていたりするということも含めて、やっぱり勉強が大切ってことに。

勉強。大切だよね、勉強。