仕事が面白くない人へ
すでに4月。新しい年度に入り、日本では新入社員が跋扈し始める季節。それが良いかどうかは別にして、皆が一斉に切り替わることがひとつの「季節行事」になっている。
幾多の就職戦線を潜り抜けてきた猛者たち。自分が希望する企業、職種に着けた人もいれば、そうでない人もいるだろう。だがこれからその仕事を「どう感じるか」は、たぶんその人自身にかかっている。
どの職場へ行っても、どの会社へ行っても、必ずこういう人がいる。
「仕事が面白くない」
そりゃそうだ。すべて人に与えられたの仕事がすべて、自分の能力レベルに合っていて、自分の興味に合っている…なんて事自体、あり得るわけがない。だが多くの人がそう嘆く、ぼやく。
そういう人たちに聞いてみたい。
「a)じゃぁどんな仕事なら面白いですか?」
「b)自分で考えたことありますか?」
「c)それ実現できそうですか?」
「d)どんなハードルがありそうですか?」
何人かに聞いてみる…とこんな答えに。
a) もちろん、〇〇みたいな仕事してみたいよねぇ。
b) あたりまえさぁ、じぶんでこんなことしたいと考えていたよ。
まぁこの辺りまでは順調だが…
c) …そうだなぁ
このあたりになると、「自分の面白いところだけでは仕事にならない」という事が徐々にわかりだしたり。
d) …お金がね/スキルがね/時間がね…
もうそれだけで、今すぐにはムリでしょ…って感じ。
当たり前ではあるけれど、「美味しいところだけ」をより取り見取りでつまみ食いする仕事なんてのは存在しないわけ。美味しく見える他人の仕事も、そこに至るまでに(はたから見ると)つまらない下準備の仕事が次々にやってきて、その結果としての面白い仕事、おいしい仕事になるはず。
じゃぁその人にとってはそのつまらない仕事はほかの人にさせたかったのか?というと、たぶんそうじゃないんじゃないかな?もちろん人それぞれだとは思うけれど、「この先にはこんな状態に!」と夢見て仕事をしていた人、いるんじゃないだろうか?
結果、仕事が面白くない人というのは、その先に面白いことが見えていない人、見ようとしていない人じゃないだろうか?こんな面白い状態に、こんな面白いことに!と思って「未来を作っている」人であれば、たぶん大なり小なり仕事は面白く。逆に「未来を作らされている人」にとっては、やらされ仕事で詰まんないし、意味わかんないし、面白くないし。
主体的に、それにどうかかわっていきますか?かかわれますか?アイデア出ますか?それ、言葉にして他の人と共有してごらんなさいな。たぶん今までとは「少しだけ」でも世界が変わるんじゃないですか?