読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

手段と目的

ネット勢力が最近勢いづいているのが、コンテンツ配信。AppleiTunesあたりから本格化してきたけれど、AmazonGoogleのみならず、NetflixSpotifyがすごい勢いで伸びているそうだ。

 

彼らはそもそも、彼らのサービスから離れられないように、ずっとお金を払い続けてくれるユーザーにしたい。彼ら自身のビジネスを成功させるためにね。けれどそれが最初から「見えすぎる」と、誰も近寄ってこない。だから「いいでしょ?すごいでしょ?やりたくない?使ってみたくない?どう?どう?」と魅力でひきつける。

 

簡単な導入の入り口。難しくない(ように見える)ハードル。スマホがこれだけ普及し、ネット環境がこれほど充実してきたからこそ、人々を引き寄せる状況がそろってきた。この「タイミング感」というのはとても重要。日本のコンテンツ産業もそうした自分たち手動を狙っていたり、仕掛けていたりもしたけれど、時期と環境と、タイミングがそろったときに、「魅力爆発」と行かなければなかなかそこには乗っかってもらえない。一部コンテンツ(たとえばアニメ)などはそれでもまだ勝機はありそうだけれど、でも仕組みやビジネスのおいしいところは、根こそぎ海外に牛耳られそう。

 

脱線しかけたので元に戻すと、企業としては、「お金を払い続けてほしい」「今年度は売り上げ目標いくら」があって、そのためには「他には移れない、他では見られない」といったシステムという手段でユーザーたちをからめとりたい。

でもユーザー側はというと、その会社のシステム固有なところに縛られてしまうと他に移りにくくなる。今はいいかもしれないけれど、ココだけではなく、いざとなったら将来は他に乗り換えたいので、システムに縛られたくないという判断が働く。

結局そのせめぎあいを、どのくらい「魅力」で引き寄せることができるか、というのがビジネス。いったん加入してもらったが最後、ずっと魅力で引き寄せ続けない限り、そしてそのうえでシステムでからめとっていかない限り、ユーザーは虚ろだ。システムだけで縛り付けているときは、外部に別の魅力が出て来たとき、崩壊するのはあっという間だ。

 

その「システム」を入れる事、開発することが社内事情で派閥争いしているようじゃ、とてもじゃないけれど今のご時世に追いつけるわけもなく、あっという間にネット界隈の他の企業に牛耳られることに。手段と目的を正しく理解して、より速いスピードで魅力を生み出し、最終的目的を達成して、手段でからめとっていく。いや、昨今のビジネスはいろんな知識と、即断が求められる時点で、鋼鉄のハートがないと耐えられなさそう…。ヤッパリ運も有るんだよねぇ。