週単位で考えるなら

昨今、どの会社の話を聞いてみても、残業規制が厳しくて、定時退社日が設定されていて。…でも仕事量は以前より多くて、という状況が目に入る。

乱暴に言うとするなら、「仕事の効率をあげなさい」という事が、社員に押し付けられているという感覚をお持ちの方も、多いのではないだろうか?

 

非常に稀有な会社もあるようだが、例えばこのような考え方はいかがだろうか?

少なくとも昨今の仕事は、「1週間」という単位で回ることがほとんど。そして、多くの職場が「土日休み」の週休2日という状況だろう(一部サービス産業は除く)。

ひと月の稼働日数が22日。1日平均2時間残業だったとして、(8 + 2) x 22 = 220時間が月単位での労働時間。一週間としてとらえると、まぁ週50時間というところか。

 

これをですよ、今は「週休二日」となっている土日休みではなく、たとえば「週休三日」として、「土日+水」 休みで対処してみてはいかがだろうか?

こうなると稼働日は週に4日。月火木金。これで50時間…いやいや、昨今の労働時間削減の折なので、たとえばこれで48時間と計算しやすい時間にしてみようか。とすると、週休三日では、毎日残業含めて1日12時間働きましょうという事に。

 

確かに、「今の感覚」ならキツイでしょう。でも水曜も休みなんですよ。さらに言えば、現在の残業時間で、22時まで働く…とかいう人、いらっしゃいませんか?なんなら、会社によって、月曜休み、火曜休みなどずらすことで、通勤列車の込み具合は、一気に20%下げられるかも。

仕事のある日の労働時間は長くなりがちだ…。が、そもそも労働時間削減に走っているのだから、「9時出社21時退社」ではなく、せめて20時には帰るくらいに回すつもりにさえなれば、自然と効率をあげようとモチベーションも働かないか?

 

裁量労働制だけではなく、今の時間単位の労働であろうと、こういう手段も検討できるはず。週休三日になれば、さすがに月曜火曜は結構つらくても、水曜日が休みなら何とかなりませんかね?

ちょっと、週休三日推しなんですけど、誰か検討してみませんか?最近の高齢者雇用などで、こうした働き方している人、いらっしゃるかと。60代の再雇用者などは、こんなところからスタートすると、体力的にも働きやすいんじゃないかなと考えるんですけど。