資本家としての

労働者よ、効率を上げよという。働き方改革などと称するが、結構な会社で、組織で、それは「現場」に委ねられて、現場からアイデアを引き出そうとしている。

 

もちろんそれ「も」ありだとは思うが、その前にあるべき何かはないのか?

 

そもそも経営サイド、資本家サイドが目指すべきは?組織が儲けるのももちろんあるだろう。だがもう借り続けるには?労働者階級が、消費サイドが、お金を支えること、お金を稼げるようにすることが必要なのでは?資本家マインドとして、働くことができるようにする事、仕事を作る事、そしてそれに対価を支払う事できるは?

 

資本家が労働階級より高い対価を取るのは、そうした一人のアイデア、一人の力が多くの人々を動かしたり、多くの人に新たな仕事を提供するところからきているのではないか?もちろんそれは大変な事で、多くの人や組織を動かすのみならず、組織の継続的運営のための様々な観点からの施策を打つ。

ただそれに比して昨今ありそうなのは、「ただ、儲ける」しか頭になさそうな資本家。それは短期的にはなし得るかもしれないが、それでは結果的に効率も上がらず、仕事も続かず、社会全体として効率が悪い。

 

だから資本家よ、新たな仕事を作り出せ。継続してその仕事が、社会に必要なものを作り出してくれ。

そんな資本家マインドは、偉人の本を読むことくらいしか学べないのか?

資本家サイドが劣化すれば、瞬時に社会は崩壊していく。結果的に、誰かだけ一瞬で得をしてそれ以外が踏み台にされるより、みんなで継続的に利益を得る方が得策なのだから。