例外のない規則はない

まさにタイトルが語るように、人類始まって以来、ルールは作るものの、同時に必ず例外ができているという事実は揺るがしようがない。

 

ただ、それによって起きることは何かは冷静に考えた方が良い。それを本当に「例外」とすべきかどうか?その決断、判断自体が大きな次につながるメッセージになるのだから、ということは、肝に銘じて置くべきだろう。

 

例外を作りたい人にとっては、「自分としては」ここはこうしておきたい、という事がほとんど。であるからこその例外なわけだけれど、さてそこに、どのくらい賛同が得られるか?他の人の目から見ても、同様に、「そこは確かに例外でもいいだろう」と思ってもらえる根拠があるのか。

 

周りに聞く、周囲の反応を見る…なんていうのが常套手段だけれど、しかしそうできる環境ばかりとも限らない。さらに言えば、「そこを奏しなければまずい!」という思いから、周りの反応はともかく、まずそうしてしまう…という行為が必要になる場合も無くはない。

 

だがそうしてゴリ押しした瞬間、物事は非常に進めにくくなる。嘘とは言わない。が、無理強いしたルールは、他に軋みを生じ始める。どこかに無理があるのは、別のところにゆがみや矛盾が生じ始める。いわゆる「嘘を嘘で固める必要が生じ始める入口」になりかねない。

 

組織のタガが緩むと、勢いでうまく行っていたところがうまく行かなくなり始めると、こういう事態に陥りがちだ。そして、当人は「何とかごまかせないか、逃げ切れないか」と思っていたとしても、案外他の人の目は正確に見抜いていたりする。結果として、遅かれ早かれ首が回らなくなることに。

 

今日は都議選らしい。

 

国の流れが変わる…と言うほどにはならないかもしれないけれど、一つの結果が出るのかもしれない。