反撃するのは

「ここで戦う」と覚悟を決めたからこそ、反撃する。ここで戦っても絶対的に勝ち目がなかったり、不利益が大きいと思えば、じっと耐える、もしくは嵐が過ぎ去るのを待つ、逃げる等々の戦術がある。

 

 

「言いたいことは言い合えるようにしよう」、などという社内の風通しを良くしたい上司がスローガンを掲げたりする組織があったとして、本当にそんな風に言えている組織はどのくらいあるのだろうか?

互いの立場や役職があり、ここで言い返しても、喧嘩しても、後でケロッと忘れてくれたり、あそこはあそこ、ここはここと「本当に」割り切ってくれるという信じられるもの、信頼があればこそ、その場で戦う、意見を交わす気にもなれる。…が、どんな組織でも、立場による利害関係があれば、絶対の保証などどこにもないのが事実。無礼講?を信じたばっかりに…というケースが後を絶たないのはどこでも聞く話だ。だから立場として下の者は、いくらスローガンを掲げられたとしてもそうした動きには出ない。

結局いくらスローガンを掲げても、組織としての信頼、上司としての信頼が裏付けられうるような日々の行いが積み重ならなければ、そうした方向への組織的舵はなかなか切れない。それがその組織の限界点だろう。

 

それをもってして、あなた自身が見限るのもよし、黙ってポジションを固めるのもよし。

やはり最後に見えてくるのは、度量の広さとか、本当に目指しているものとか。

その刹那の口先だけではない、そうした日々の言動で、判断されてるんだよ。

良いスローガン…じゃなくてさ。