結婚したい?

最近に始まったことではないけれど、最近身の回りに、独身者が多い。

 

結婚したいけれどしていない人もいれば、結婚したけれど一人に戻った人もいる。明確に結婚したくないという人は少ないみたいだけれど、まぁこれも世間体を考えると想像はできそうだ。

 

昨今、ただでさえ仕事関連で大きなリスクを背負わされているのに、これ以上大変になりそうな結婚はカンベンといった意味合いの理屈も聞く。確かに、最近の会社、組織は、「効率化」を旗印にして、個人が抱えるかなりの時間をプライベートから仕事へと使わせようという気満々。もちろん、残業も減らそうということでプライベートの時間はあるはずなのだけれど、そもそも就業時間に120%の力を出し切ったら、それ以外のプライベートの時間は、楽しむ時間と言うよりも、復活のための時間とならざるを得ない状況の人は少なくないのでは。

 

何にせよ、もしかしたら起きるかもしれないといったリスクに対処するには、フレームワークの考え方で対処するのが一つ。それは、「回避策、転嫁策、軽減策、受容策」で対策を考えるという方法。

 

通常の仕事であれば、その策のほとんどが軽減策にならざるを得ない状況もあるけれど、こと結婚に関しても、基本的に同じにならざるを得ない?かというと、最初に書いたように、そもそも結婚している人が少ない、独身者が多いという時点で、期せずして回避策を選択している状況の人が多数になりつつあるということ。

裏を返せば、そのくらい、社会や経済システムが、既婚者に対して優遇措置を持ちながらも押し付けているものがある、という事なのかもしれない。

 

ま、落ち着いて考えてみると、「結婚」という制度自体を維持したいのか?というとそうではないでしょ?日本としての喫緊の課題は、人口減少。それを踏みとどまらせるためには出生率を上げる必要があり、今の日本の法律ではそれに近づけるには、結婚を推奨する…ってだけの話で。

 

 

 

そもそも「結婚したらみんな幸せ」かどうかなんて、どこにも保障されるものではないし。自分の幸せを国に委ねよう、法律に重ねようとする事自体が時代遅れなのかもよ。

で、結婚したいですかね。