それはあなたの10分ぶんではなく

会議が多い。

月曜に会議があり、火曜にも似た会議があり、水曜日すら似たメンバーで会議がある。でもそれぞれ少しずつ違う内容、違うメンバーが含まれる。だから会議を整理してくれと頼まれる。

 

さらに、そんな会議に遅れてくる人。時間にルーズだとは言わないけれど、兼務が多すぎて遅れざるを得なくなっている人。忙しくなっている、出ないと仕事が回らない。けれどそれによって、モチベーションが下がる方向になっていないか?

 

たとえば、10分遅れてくる人がいたとしよう。これは、その遅れた人の10分ぶんが削られたのではなく、「待たされた人全員分の10分ぶんが無駄になった」ということ。

なので、

 ・待たせている人数 x 10分ぶんの価値

が無駄になっているという事。

例えば、正社員なら、換算した時給が1500円とするなら、1分あたり25円相当。10分で250円の価値に。かけることの人数分。

平社員のみならず、けっこうお偉いさんなどが入っている会議と、とても1分25円じゃすまない。1時間何万、何十万という人だっているのが社会の仕組み。

 

そう考えると、「私の遅れ」による価値は、あっという間に何万も何十万にも上る。人件費が最も大きい比率を占めていることがほとんどなので、あたりまえではあるのだが、そうした意識をどのくらい持てているのかどうなのか。

 

「この会議は、1時間で、いくらかかりました」

とパワーポイントの最後に入れてごらんよ。みんなが目を丸くするから(笑)。