ケータイがスマホになって

何年か前、ケータイが普及したことにより、私の友人でこういう人が増えた。

もう腕時計は必要ない。これで腕が軽くなった、と。

 

でも現在、スマホが進化し、そしてAppleWatchが進化し始めて、再び「腕時計」を購入したいという人が増えているような気がする。
彼らは言う。スマホは置き忘れるでしょ、それが代替できるなら腕時計で。

 

なんだ、腕時計って邪魔じゃなかったの?
もちろん、全員同じ人がつけなおしているわけではない。だがたぶんもうこのあたりが小型化、そして生活形態の変化としての現状、デバイスとしての極小ポイントのような気がしている。複数の機能をどのように身に着けるのか?時計と、写真と、コミュニケーションと…。腕と、耳と、たぶんこれからは眼鏡あたりに配分されていく(個人的には、首回りもあると思っている)。そしてそれらが単なる「デバイス」という枠を超え、ファッションの域に入り始めるのだろう。だがどれだけ家電メーカー、ITメーカーにその意識が入っているか。まぁすでにその意識を持っているところは、そうした業界のヘッドハントを終えているはずですがね。

 

さらにその先に行こうとするなら、それはたぶん、体内に埋め込む方向に向かわざるを得なくなるだろう。すでに会社IDを体内に埋め込んでいる超先進的会社も現れていることがニュースになっていた。

 

結果、個人が特定され、記号が打たれ、超リアルタイムではなくとも、動きや経済活動はそもそもすべて紐づけされる方向に動かざるを得ないということか。