それはマネジメントが悪い
できないものを「できません」という。それは当人の責任。
これをあいまいにして、なんとなく苦笑いやあいまいな言葉で済ませていると、それを受け取る方は「なんだ、否定しないのか、ならできる」と都合よく判断する事がほとんど。
だが逆に、「できません」と明示すると、でも、それでもそれを「何とかしろ」と押し戻し、当人責務に押し付けるだけで対策を立てたようなつもりになっているのは、その時点でそのマネジャー、リーダーは、マネジメントの責務を放棄していないか?
確かに、できないといったやつの効率が悪いところもあるだろう、努力していないところもあるだろう。
だから「そこ」を指摘し、改善させるように仕向けさせるのがマネジメントだし、それでも変わらなければ、その当人には「それなりに評価する」という権限を持つのもマネジメントだ。
こんな場合はどうだろうか?
「できるか?」と聞かれて、明確にできませんとは答えなかった担当者。
しかし当人自身は内心、ちょっと無理だなとうすうす感づいており、やってみた結果やはりだめだったと「結果が出た時点」で知らされた。しかし当然ながら、もうそこまでに使った時間は帰ってこない。できないと言ったものと、言わなかったものと、どちらがいいのか?
「できない」と言わなかったら、結果当人をしかりつけ、
でも「できません」と言ったら、当人に押し付ける。
これはどちらもマネジメントしていないだろう?
なんでこんな奴らが堂々と「管理職」を名乗っていたり、高給を取っているのかが不思議で仕方がない。
心の底から憤りを感じる。でもこんな現場があちこちに。
こんな状況が、これからも未来永劫続く?それがいい職場環境なの?
どこかの歌の歌詞にあったな、弱いものがさらに弱いものをたたく。現場は結局そんな状態になっているってことか。今(に限らず?)仕事現場は相当病んでいるんだなぁ。