子供の目線、大人の目線

子供の頃に気になっていた子/好きだった子は、大人になった今、同窓会の写真を見返すと、普通の子に見えたり。実はその子の隣にいる子が、大人の目線で見れば、この子はきっと大人になって可愛いよいこになっているんじゃないかなぁと思う子もいて、でも、当時は全く眼中になかったり。

 

どっちがいいとか、悪いとか、そんなことを言いたいんじゃなくて、たぶん、その時その時代、その年齢において、「見えているモノ」が違うんだろうなという事。

子供の世界はやはり小さく、日ごろの自分の生活圏、特に小学生であれば、せいぜい半径1㎞もあれば良い方だろう。その中で出会うであろう人は、時間帯も相まって、そんなにバラエティに富むものでもない。であるがゆえに、顔見知りになれたり、その人それぞれの良いところ、悪いところを感じていたこともあるだろう。

 

大人の世界は、仕事によって生活圏は様々。あまり人のつながりが広がらない仕事もあれば、日々全く違う人との出会いばかりと言う人もいる。前者であれば子供のころとあまり変わりはなさそうだけれど、後者はと言うと、一期一会。見かけで判断、一瞬で判断の連続とならざるを得ない。

そうして出来上がったであろう位置づけが強い大人の目線、大人の視線。何が見えているのか、何を見ているのか。もう一度意識してみるのもいいかもしれない。 

 

そしてそれと同時に、自分が「見たいものは何なのか」を意識しなおしてみるのもいいかもしれない。