成長と変化

もうかなり昔になるが、私は当時、私に与えられた仕事で、「もう一生これだけでいいかも」と守りのイメージを抱いたことがある。

 

結果どうなったかと言うと、とうぜんそんな仕事が定年までの何十年に至るまで継続され続けるわけもなく、長くて数年、場合によっては数か月で内容は切り替わる現実。

 

人によって違いはあるのかもしれないが、「与えられたもの」に対して、自分でそこにおける工夫をして広げていくことが得意な人と、与えられるものよりも「自分がしたい何か」があって、それをどんどんと押し広げていくのが得意な人、があるような気がしている。

 

特に、経済が感覚上なかなか発展していない現状の日本(世界?)において、企業が求めているのは、なんとか今の仕事を広げてくれる人。現状維持をしていける人は、正直言って求められていない。言葉を変えれば、微々たる量であったとしても、成長してくれる人こそが望まれているという事。

 

世界の中で、あなただけが仕事をしていて、周りはまったく変化がないのなら、もしかすると成長は必要ないかもしれない。だが現実それはあり得ない話で、周りも変化し続けている(当たり前)。それにより事実上、「立ち止まっている」ことは、「取り残されている事」であり、「現状維持」をするためには、時代のスピードで「走り続ける/成長し続ける」必要が出てくる。

 

そしてこれが大きな勘所だったりするけれど、成長と言うのは、それが「感じられる」ためには多少の時間がかかるという事。裏を返せば、「感じられるほどの成長」が見えてきたときには、すでに大きな差ができているという事。であるため、その人が努力を行い続けるならば、その差はよほどのことがない限り埋まらない、アドバンテージとなってその人の宝になるという事。

 

 

何事も、目に見えるまで頑張ろうよ、大変なんだけど、ね。