異質と付き合う

刺激信号は、その同一の刺激「だけ」を受け続けていると慣れてしまう。なのでより強い刺激を求めたり、刺激のバリエーションを変えながら調整する必要がある。と言うのは皆さんもご存知の話。

これはエンターテイメントでもそうだし、薬でも同じ。

日々の生活に面白さを感じられない人、「最近なんか面白いことない?」なんてランチのネタでいつも話している人は、一度「異質」に触れ合うべきだ。

 

ネットの技術によって、求めている情報に似た情報、Aを好きな人はBもお好みです…的推奨が非常に発達した。が、これはこれで、上記を読んでお分かりの通り、結局同一傾向の強化になり、刺激としてはどこかに行きつく可能性がある。同一の系統の情報、刺激はあらかた使い尽くされ、最近は同じようなものしか見ていないな、という人、いないだろうか?結局これは、ネットのサービスサイドでフィルターをかけられているのと同じこと。

 

それが便利な事ももちろんある。が、ずっと同じ傾向「だけ」でも行き詰まる。

みずから異質を取り込んでいく、はめられたフィルターを外していくことをしなければ、結果的に刺激レベルは下がり、つまらない日々になってしまわないだろうか?

 

結果としてこれをうまく回している場面の一つを見るのは、百貨店やスーパーの、催事だったりする。今の時期なら「受験生応援」だとか「節分」、もうすぐ「バレンタインデー」次は「ホワイトデー」そして「新入学応援」があり、「春の行楽」や「こどもの日」…と、何かに「かこつけて」目線を変えていく、刺激を変えていく。

 

これ、全てとは言わないが、最近つまらないなと思うことが多い人は真似てみればいいじゃないだろうか?自分でやってみてはいかがだろう?別にやり方はなんでもありだが、例えば今月は、今週は、「本」に重点とか、「映画」に重点とか、「英語」に力を入れるとかとか。なんでもいい、自分の今月、今週のカギを決めるだけのこと。できるだけ今までやっていないこと、小さくても新しいことに挑むのがカギかな。面白くないならすぐにやめればいい。自分主体で。「口を開けて待っている」んじゃなく、自分から新たな刺激を取り込んでいく。主体的に、積極的に。