お付き合いの仕方

事象の数と、その一つ一つの大きさと。

 

たとえば、不安として大きな不安を抱えることもあるけれど、たいてい、そんな大きな不安は、完全に払しょくすることなどできない場合がほとんど。だからそれを、気に病んでいても仕方がない。

逆に、小さな不安もいろいろあるけれど、たぶん気分的にはそんなことは気にも留めていなかったり。

 

自分の心の中から不安を「すべて」取り除くことは不可能だ。それが仮にできるとするなら、予見しないことは起きないような世界でならなければならず、それこそSFの世界が実現しないとできないということ。

となれば、基本は「不安は存在する」のだ。ゼロには出来ない。だから「その不安とどう付き合うか」を自ら習得する必要がある。

 

この付き合い方を間違えると、不安症になったり、強迫性障害として生活もままならなくなる場合も出かねない。だから「小さな不安」で誤魔化すというのも少し違う。だが、大きな不安を心配し続けるのも、たぶん違う。

となれば、その間にある不安、日常的な不安を、常に、ひとつ、ふたつ、扱い続けること。「今日あれはうまくいくだろうか?」たとえうまくいかなくても、ちょっと怒られたり、ちょっと仕事が増えたりするかもしれないそんな不安、それらとの距離感、うまく付き合い続けることをどこかで覚える必要があるのかもしれない。

 

 

でもこれまで、不安との付き合い方を意識した生き方、なんてしてこなかったし。それ、どこで習えばいいのかな?不安に関するライフハック、あっても良さそうだけど。