日本人はテレパシーを使う

たぶんこう見えているのではないか?日本人はテレパシーを使っているのではないか?と。
テレパシー、SFなどで見かける、未知の力。相手の心が話をしていないのに読めたり、声を出さずに意思疎通が可能な力。日本人はそれを使って仕事を回し、組織を回し。

 

ただし、それは当然ながら本物のテレパシーではない。だがほぼテレパシーと同等の力として匹敵する力が湧き、これを実際「駆使している」人々がいるのだろう。

それは昨今日本ではいろいろなところで日本語としてこう呼ばれている。

 忖度(そんたく)

相手の言わんとしていること、やってもらいたいことをおもんばかり、言わなくてもわかるでしょ?的行動、活動を先回りしてやり遂げていく。 これをテレパシーと呼ばずして何を呼ぶのかと(笑)。

 

人によってはアイコンタクトなどで実際に確認をとるのだろう。(理解したか?)(はい、仰せの通りに)と目で語り、目で答える。言葉にはしない。態度で表す。言葉にはしない。

 

これができるのは、日本的慣習、文化に染まっているからこそできるのであり、その環境下でのみ力が発揮される。同族でなければならないし、同種の共通認識、バックグラウンドがあってこそ発揮できる力。

便利な力ではある。が、誤解も生じやすい。その能力が弱いと、誤った理解や解釈での行動が生じることも。

 

結局今起きているのって、そうした「コミュニケーションの齟齬」でしょ?過剰に意図を汲み取りすぎたり、多くは汲み取れない部分が大半だったり。それも非言語化されている部分が中心で。さらに、言語化されていたはずのところで、記録が残っていないところで。