放題サービス

食べ放題、飲み放題、歌い放題。違う言い方をすれば、「定額制」というサービスはいろいろある。

とくに時々目にする「食べ放題」というサービス。これを選択した人の心の中の「決意」は、「さーて、元を取るまで食べるぞぉ」ではないだろうか。

その結果として、食った食った!となって満足した人もいるだろうけれど、逆に、食べ過ぎて体調を崩す人までいる始末。

たぶん、どれほど食べようとしたところで、よほど食べ盛りの子供や、屈強なスポーツマンでもない限り、そのレストランが損をするような設定にはなっていないのは当然のこと。「元は取れない」のだ。

にもかかわらず、顧客の多くは、自分の好きなものをおなか一杯食べて「満足」している人が多い。これはいったい何なのか?

 

あたりまえなのだが、まず「そもそも」 を考えたい。こうしたところで〇〇放題を選択した際に、「何を求めて」それを選んだのか?それは「お店が損するほど(レストランなら)食べてやろう!」だろうか?…って違うでしょ?「自分が満足できるまで、満足できる食材を食べたい!」ではないだろうか?さらに言えば、それが、自分が考える良いコストパフォーマンスで(安くで)という事、でしょう?

 

そう、この時点で、お店が得たい目的「お客が入って利益を落としてもらいたい」と、利用客の目的は、互いにぶつかり合うことではない状況になっている。こここそがポイント。

 

一般的に、この「目的」が、相手側と自分側とで、明らかに背反し、ぶつかり合う事象であることももちろんあり得る。が、上記のように、互いに違う次元、違う事象における目的を目指していれば、双方に幸せな結果を得ることが可能になるという事。

 

でも結構多くの人は、何のためにそれを行うのか?と自分自身についてしっかり考えていることは少なく、なんとなく行動していたり、相手に言われるままに行動しているということがほとんど?だから、自分の目的を少し考える、そこで何がしたいのか、何を成し遂げたいのか?をチラッと考える習慣をつける。自分がどうすれば満足するのか、自分がそれによって得られる幸せな状態は何か?をイメージできることこそが重要なはず。これを考えれば、ポイントカードにおどらされることなく、バーゲンにつられることなく、タイムセールや限定何個で無駄な出費をする必要がなくなるはず。

 

言われるがままではなく、「自分の」満足、「自分の」幸せ、「自分の」目的を少し意識してみませんか?