バンドやろうぜ!の感覚

たぶん今でもあるんじゃないかな。バンドを組みたい!という感覚。音楽に楽しみを抱き、自分でも楽器がやりたい、バンドを組んで音楽がしたいという人はいるだろう。

早い人だと中学くらいから、多くは高校、大学あたりでバンドを組み始めたり。それでも飽き足りない場合は、社会人になっても趣味で活動を続ける人もいる。

 

これは、とらえ方にもよるけれど、僕はギターを、私はベースを、僕はサックスを、私はドラムを、そして僕がボーカルをやるという分業体制という事。それに賛同した人が集まる。場合によっては「曲の方向性が違うから」と分裂するバンドもある。もちろんそれは仕方がない事。

 

こうしたムーブメント、これからは別の分野でもあっていいのではないだろうか?それはソフトウェアツール、デジタルガジェット開発における、「バンド活動」というか「チーム活動」。

私はiOSのソフトが得意。私はサーバーサイドならいくつか経験がある。私は課金周りは経験したことが。私はarduinoは得意で。rapsberry pi、カリッカリにチューニングしますよ。私電源周りは得意ですなどなど。

これまでは、大企業しか生産できなかったような商品でも、そうした部品と、さらに場合によっては3Dプリンタなどを使って、大企業が手を出さないニッチな商品、サービスに手を伸ばす。そのためには「オールマイティーな誰か」が必要なわけではなく、ちょっとしたことに特異なメンバーが、それぞれに知識とスキルを持ち寄って集まってくる。

別に技術的のみならず、営業としてのスキル、法務としてのスキルももちろんあり。これからのことを考えると、日本語のみならず、英語は当然、中国語などへの展開もあるだろう。

 

 

たんなる「クラウドファンディング」という、すでにチームになった人に投資するのみならず、バンドを作るがごとく、「こんなことを実現したい、そのために、こんなスキルの人探してます!」という場、サイトは、これから出てくるのではないだろうか?

企業というくくりに縛られず、短期で結果を生み出す、そんなバンド活動のような生産活動ができる場、生み出せる場、これから5年で出てきそうに思うのだが。