二種類の職場で

考えて働けという職場と、

とにかく言われた通りに動けという職場と。

どちらの方がいい職場で、たぶん給料も高いのか?

 

一般的には前者、考える方のはずなのだが、でも、そうとも言い切れないのがイヤらしいところだ。古い体質の企業が、言われた通りだけをもとめていたり、でも古参の企業だから財務状況は安泰で。
逆に、ベンチャー企業でまだ小さいところこそ、考えて働かなければ当然ながら成果は上がらない。がむしゃらに考えずにいては成果などにはつながらない。だからこそ、考えて動かなければならない。だが考える時間がないほどに忙しい状況に見舞われる。だからつい考えずに…で結果が出ずに落胆したりもする。

 

からしっかり考え、でも最短時間で解を出して即行動。これが今の社会で求められていることだろう。ただし、その職場に最初からいた人は、そんなに考えているか?というと、もうそこの思考にどっぷりとつかって新たな思考をしにくい分、素早く解が出ているように見える。
でも、「なーんだ、あんまり考えてないでやんの。」とそれを真に受けると痛い目に合う。考えなくていい時期…なんてのはそう長くは続かない。早晩、次の変化に見舞われ、何等か考えなければならない時が来る。その時に思考できるのか?

 

「考える筋肉」なんて言い方をする人もいたりするけれど、思考するスキルは、それはそれで慣れが必要。であるため、ずっと考えずにいた人は、本当に必要な時に、そうそう何かを考えられるようにはならない。そもそも考える技術自体もいろいろバリエーションがあり、ツールもいろいろと開発されている。別にすべてのツールに精通しなければいけないわけでは無いのだけれど、自分の得意なツール、武器を持つのはいいことだ。「その時」にそれを使える事。

 

そう、一つか二つでいい、自分の考えるツールを身に着けてみませんか?素早く考え、とりあえずでも結論が導けるツール。考えなくていい職場では「使っていないふり」をすればいいだけのこと。いずれ必ず使う時がやってくるのだから。