質の高い

仕事の生産性を上げなさいというコマンドは、ここ数年、日本の企業の中において、トップといってもいいキーワードではないだろうか(ただし現場からすると、そのずっと以前から出てきた「効率を上げなさい」と何ら変わらないと思っているであろうにおいがプンプンするのだが…)。

 

結果として、同じ時間でより多い/価値のある、アウトプットが求められているという事。仕事の質を上げろという事に他ならない。

そうしたハードワークを強いられていることで、個々の労働者は日々のエネルギーの大半を仕事に吸い取られ、自宅に帰っても、週末でも、ひたすら疲れを回復するために休みを取るのみ…という人もいるのではないだろうか?

 

だが、「質のいい仕事」をするためには、質の低い労働者を使うよりは「質の高い労働者」の方がそれに匹敵するのは想像に難くなく、「質の高い労働者」は、当然ながら「質の高い休暇」を必要としているのではないだろうか?

だとすれば、きちんとリフレッシュする、心身ともに健康である事が望まれていることは言うまでもない。有給休暇を余らせている場合では無いはずだ。別にテレビドラマに出てきそうなインスタ映えのする日常を送る必要はない。自分が満足できる休みの生活、自分の満足できる心と体のケアをきちんとすることこそが、次のアウトプットにつながるはず。ただ単に疲労回復だけをしているだけでは、結果的に次にはつながりにくいのではないだろうか?

旅やリラックス、違う刺激、解放される時間など、仕事とは正反対の世界、時間に身を置く機会を持つこと。まさにメリハリを大切にしたいというところ。

 

昨今の日本の秋は短いようだ。この心地よい季節に、少なくとも一度はリフレッシュできれば。