そこに「ゴール」はあるのか?

試験の場合、100点とか満点という、ある意味の「ゴール」が存在する。多くはそれを目指し、その指標を最高に高めようと努力する。

 

だが人生において、社会人生活において、ゴールって何?ここまでやればOKとかって、あるようで無いでしょ?
となれば、自分で今これだと思っている自分の長所を伸ばし続けて価値を得る戦略が、多分正しい生き方の一つ。もちろんそれ以外のやり方もあるけれど、得意なところをテコにして生きていくのが、まずはとっつきやすい、生きやすいやり方のはず。

 

ビジネスでも実はそうだ。企業が最初に苦労するのは、なにかヒット作が出せるかどうか、内の長所を作るというところ。だが、何かのきっかけでそのヒット作が出れば、あとはそこをてこにして伸ばしていく。

だからヒット商品とつなげて、二番目三番目の商品を打ち出すことでシェアをとっていく。そして(これが結構重要なことのはずなのだけれど)その間に、そもそもの最初のヒットを強化していく策を打って、最初のヒットの第二弾のヒットにつなげていく。

どこのサービスでも、どこのメーカーでも、やっていることはほとんどこれだ。

 

であるからこそ、自分のなかでも「最初の売り」を見つけること。別に世界でいちばんのスキル…である必要はなく、歌がうまいでも、絵がうまいでも、喋りは任せろでも、体力は自信があるでも、なんでも結構で。まずはそれをてこにして次をつないでいく。
学生時代のテストでは上限がすぐそこにある…ように見えているけれど、社会人はゴールが無い。いや、自分でゴールを見つけていく、作っていくことが一つの人生の目的なのかも、ね。