したいんですけど…

相談しに来る際に、こんな質問を投げかけてくる奴

「〇〇になりたいんですよ、どうすればいいですか?」

「〇〇したいんですよ、どうすればいいですか?」

正直なところ、ほとんどこの時点でアウトだ。

 

本当に「〇〇」になりたかったり、したかったりする奴らは、とにかくもう何が何でも「動き出し」ている奴らがほとんど。誰かに話を聞き始めている点からして、「そうなりたい」の前段階、「となるためにはどうすべきか?」「どうあるべきか?」で悩んでいて、「なりたい!」の一つ手前の状況。

さらに言えば、たいていのことは自分で考えだせば、それなりに、たとえ間違った行動であっても、解の方向性は見えてくる。今やインターネット時代。検索する手段くらい手元にあるだろう。自分で探したりしない時点で、熱意が足らなすぎるし、考えが足りなすぎる。

 

じゃぁ本当にそれになれる奴、紆余曲折してもできる奴らはどんな質問をしてくるのか?それはたとえば、

「どうすればうまくいきますか?」

ではないだろうか?もうやり始めている、やることは見えている、間違っているかもしれないけれどやろうとして、一歩踏み出しているという事。だけどうまくいかない。だから、それをやりきるためのノウハウが知りたいわけだ。

さらに踏み込んでいればこうなる。

「いま、こうやっているんですがうまくいきません。いいやり方はないですか?」

 

自分で考えて、行動に出たからこその言動。(若いうちは特に)間違っていてもいい、まず動き出せ、という事だろう。
もちろん、「闇雲に」というつもりは全くない。むしろ「考えて、自分なりに計画を立てたうえで、動いているか?」の方が重要かもしれない。しかし「動き出している事」が重要だ。

 

言うのは簡単だ。こうなりたいな、こうしたいな。で、大人になれば、それは「こうすればいい」ってことまでもわかっていながら、行動に出れていない人がたくさんいる。

今年は自分も、ひとつでいい、動き出したいな。