人生は、効率化の戦場

唯一、どんなに貧しい家庭で育っても、どんなに恵まれた家庭に育っても、誰にとっても平等なのは「時間」。人間は、アクシデントにならない限り、人生として「使える時間がほぼ等しいという事実」だ。

 

例えば、人生80年と仮定して計算してみよう。
高卒もあるけれど、まぁ大学進学率も上がったことなので、ざっくりと20歳から働き始めるとする。現在はまだ多くは、60歳定年の企業が多いので、20歳から60歳までの40年間を、社会人として働くことになる。この間に得られる収入が、

1)「40年」 x 「その間の平均年収1」

年金は65歳からということになっているので、60~65までの5年はアルバイトや委託契約などで働くとして

2)「5年」 x 「その間の平均年収2」

そしてその後65歳からは年金生活のみが収入だとして65~80までの15年は

3)「15年」 x 「年金収入」

 

この1)2)3)の合計が生涯収入になる。当たり前の話。

 

であるなら、収入を上げるには、1)の「その間の平均年収1」を少しでも上げるのが得策につながるわけだけれど、見ればわかる通り、かけられている40年の長さはそう簡単には変わらない。そう、ここはだれもが変わらないのだから、いかにして「その間の平均年収1」をあげるのか?それこそが今叫ばれている「仕事効率化」では?

 

会社のために仕事を効率化…とちっぽけに考えているようでは、たぶん割を食らうだろう。「自分の人生」として、効率化するためにはどうするべきなのか?

もちろん、その会社の中でポジションを上げる…というのが、一昔前の、一社で社会人人生を終えてきた、昭和時代の人生の作り方だったかもしれない。
しかし、平成も終わり、令和になろうとしている現在、もしかしたら、たとえば職場を変えたり、職種を変えたり、場合によっては自分で会社を興すことも含めて、「自分の仕事効率化」を考える必要に迫られているのが事実。

 

今の会社のため…じゃないよね。人生を考えよう、って事。