ルールを守らなくなる感覚

憲法問題にしても、国会運営も、官僚の行動も…。今回に限らないのだろうけれど、特に今回の「国」に対する不安や不信の要因は、「ルールを守られないことが平気になっていく感覚」ではないだろうか。

 

国民に知らせるべき事を言わず、国民に後々知らせるべき記録を残さず、政治家であるにもかかわらず言った事が守られず、官僚も責任の所在をあいまいにし、記録を改竄、消去する。


さらに、日本人は、「日本は先進国」的スノッブになりすぎていないか。こうした嘘をつく、記録を改ざんする状況をもって、真の先進国と胸を張って言いきれるだろうか?他国を笑える立場にあるだろうか?

昨今の状況下において、隣国の行いを「なんと常識はずれな」と揶揄できるだけの品格を持っているのか?(確かに、あの国の言動、行動は非常に不思議で不誠実には見えるが、他国を言う前に)まず自国の振る舞いとして襟を正すべきところは今一度、規律とそれに沿った行動を見直すこと。

 

「オリンピック」において、ルールが守られないことはあり得ない。自分たちが自分たちの生活をする上でのルールすら守れないのに、多くの国が参加してくれるルールをきちんと運営するためにも。ルールを無視している状況ではない。だが、自分たちで作っているルールに縛り続けられていて良い状況でもない。平和ボケしている場合ではないのでは?自分の都合だけを優先するようなルールとして回している場合ではない。