笑われているのは

今でもやっているらしい、芸能人が、酒や食をはじめとして、それが一流品なのか、三流品なのかを実際に食べ比べたり、飲み比べたりするバラエティ番組がある。芸能人格付けチェックというらしい。

たとえば、1本2000円のワインと、1本2万円のワインとを、銘柄を隠して飲み比べ、高い方がわかるか?といったことで、芸能人の格付けを行うという番組だ。

 

次々と当てる芸能人もいれば、ことごとく外す者もいて、そのギャップをお茶の前は気楽に見て、楽しむ、事実上あぁ、こいつらもこんなもんなのかと安堵するという番組だろう。

 

で、今、この国の人たちは、外国から見てどう見られているんだろう?世界で最もおいしいものが多く食べられるのではないかという東京、おもてなしの心が行き届いた国民性。でもそんな国民たちは、互いにだましあい、メニューに書かれたものとは違うものであるにもかかわらず、それをありがたくいただいている。少なくとも、自らそれを偽物だと見破った人の話は、今まで聞いたことがない。

 

欧米の多くは、失敗には寛大だけれど、ウソには厳しいと聞く。

どちらかといえば、失敗には厳しいが、ウソには甘い国。

この国の良さは、どこに担保されているんだろう。