2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

一線を引く

会社などで、「○○さん、これについて調べておいてくれないか。次の××というじぎょうについて判断ができるようにしてほしいんだ。」などと調査の仕事を頼まれたことのある方がいたとする。 もちろんこの「○○さん」の能力にもよるのだけれど、まぁそれなりに頑…

決断

Aを決断するためにはBが要る。Bを回すにはCが必要だ。だがCをどうするかの判断としてDが必要で、そのDの最重要因子はA出会ったりする。 ようするにグルグルとそれぞれの因子が互いに関連しあい、ぐるりと環をなす関係となっている場合がある。 そしてそれに…

消えていく日

この季節は母の日として、花やお菓子が送られることもあるだろう。各店舗においても、そうしたキャンペーンをはって、ギフト需要を掘り起こす。 学校や幼稚園などでもそうした日に向けて子供たちに工作を促すこともある。 ところがある集まりで聞くところに…

やってみてはじめてわかる

ネットがこれほどまでに発展し、そこにアクセスできるケータイをはじめとするデバイスがここまで安く、広くいきわたり、みんなやりたいことがいつでもできるようになって来ていると感じている人は少なくないだろう。 日々文章を書いたものを発表できたり、自…

場所取り(ただし…)

秋は行事が多く、運動会を春の5月後半のこの時期に持ってくるという学校が増えた。確かに季節的には大変良い時期。4月が年度始まりの学校において、クラス内部が一体化しているかどうかは別問題かもしれないけれど。 運動会と言えば撮影はお父さんの仕事…。…

「自由」と言う不自由探し

「なんでもやっていいよ、思った通りやってごらん?」 一度はこんなこと言われたことがないだろうか?子供の時でもいい、大人になってからでもいい。自由に、思った通り。 …というから何でも思った通り言ってみた…ら、 「それはちょっと無理だなぁ」 「そい…

仮想と現実

これは、仮の刺激なのか、いやこれこそが現実なのか。ネットを通じてコミュニケーションするなんてことは、LINEに言及することなく、今や日常茶飯。それが現実であり、仮想でもなんでもない。ネットの中だけで有り続けるのは一部のゲームくらいなもので、そ…

一生懸命は恥ずかしいなんて

いつそう思うようになったのだろう。一生懸命に努力したり、一生懸命に物事に打ち込んだりすることがあざけりの対象になる瞬間がある。 私に限ればたぶん小学生のころ。自分で一生懸命にやっていることが、たぶん行動として友達から見ておかしかったのだろう…

Point of no return

時間とともに、当時の「普通」が今になって価値を持つことはよくあること。 当時の普通、たとえばサザエさんが連載された当時の普通の家庭では、縁側のある戸建ての家など普通だったかもしれない。ドラえもんが連載された当時の遊び場は、近くに広場があって…

知りたいことを知るには

小学生が友達相手に作るのなら話は別だが、社会人になって一度でも自分が知りたい内容を聞き出すことができるアンケートを作る機会があった人は、その質問文作成のむつかしさに直面したことがあるだろう。 どう作ればその知りたい内容につながるのか?どのよ…

廃れる技術

最近の特撮を見ると、映画にせよ週に一度の番組にせよ、かなりCGで処理している箇所が増えているように見える。まぁ当然だろう。そう簡単にモノを吹っ飛ばしたり、燃やしたりということにお金をかけられなくなった昨今。後処理のCGでの加工処理も、昔に比べ…

成長率という重荷

考えてみれば当たり前だが、たとえば初年度1億円の売り上げという会社が、毎年毎年1000万円ずつ売り上げを伸ばしたとすると、(ここでは前年売り上げに対する前年度売り上げとすると)2年目の成長率は1.1/1 = 110%で10%の伸び。 では3年目も同じく1000万円売…

自分が見えていますか

会社の中において、仕事の成果を上司に報告し、今後の方向性を確認しておこう…なんてことは、社会人になれば何度も経験するであろうコト。 しかしこれにしたところで、その上司の“でき”によって、あなたの気苦労は大変大きくなることもあれば、非常にスムー…

素材と料理

生でおいしい野菜を使えば、料理をしたって当然おいしいなんてのはよく聞く話。それは野菜に限らず、魚やフルーツなんてのもおんなじだろう。一部には、熟成させた方がおいしいよという食べ方もあるけれど、多くのモノにおいて、新鮮な物がおいしいという考…

井の中

この例えは、自分はできるつもりになっているけれどそれは井戸の中という狭い世界に限られたこと、井戸の外はもっとすごいやつがいるぞ、ということ。 そしてそれは今、僕らはいい僕らはいいと思っている実は日本全体が井の中にいないだろうかと憂いてしまう…

変わっていないこと

皆が今、日々触れているのは、基本的に二次/三次情報だろう。新聞が、ジャーナリストが取材してきた情報に触れているに過ぎない。 だが本当は、一次情報に触れる数を増やさなければ変わらない。 二次情報や三次情報に「触れる機会が増えた」ことと同時に「そ…

椅子取りゲームの視点から

僕らは小さいころから競わされている。ゆとり教育だなんだと言われている部分も確かにあるけれど、早く計算できた方がいいですよ、早く理解できた方がいいですよ、より難しいことが分かった方がいいですよ、こうして理解するのが早いですよと言われてきた。 …

リブート

ある技術的なブレークスルーを生み出したプロジェクト。当初は世界中、その生み出された成果をたたえ、皆が絶賛する。がしかし、二の矢、三の矢が次々に出せるとは限らない。そのプロジェクトは徐々に企業において重荷になってくる。 世間も追随する。トップ…

説明の前提

叔母から連絡がきた。パソコンに関する質問だ。 多分私に限らず、既にリタイアされている世代のデジタル環境、パソコン環境の面倒を見ているという方はいらっしゃるだろう。 昔はメール、最近なら人によってはLINEとかSkype、iPhoneならFaceTimeなどを使いな…

それはギャップで決まる

物事の多くは、絶対値ではなくギャップで決まっていることが少なくない。 彼氏、彼女を選ぶときからしてそうだ。 あいつ、私とは合わない、やな奴。あいつ、俺には苦手なタイプだ。そう思っていたところが、ふと優しくされたり、思ってもいなかった一面を垣…

あなたの普通は

朝起きる。この季節は気持ちのいい季節。新緑が満ち溢れ、さまざまな花も色づき始める。そんな中を、早朝ランニング、なんていう方もいらっしゃるだろう。その方にとっての日常の始まり。 朝食前に軽くランニング。自宅の周りを1キロとか、公園の外周を2キロ…

プロ野球。今更言うまでもなく同時にフィールドに出ることができる選手は9人。守備位置という枠がある。ルールが変わらない限り、同時にフィールドで守る選手の数は10人や11人に増えたりしない。 別に野球に限らない。サッカーだって同じだし、バスケットボ…

叱るなら褒める、褒めないなら…

最近の子育てがどうなっているのかはあまり詳しくないけれど、相対的に日本人は、褒めるのが下手だ。そんな褒めべたの大人に育てられるんだから、子供は褒められ慣れていない。だから褒められるのも下手だ。そしてそうした世代が大人になるから…と、ずっと連…

完成と言う終焉

事業を継続したいと思ったら、完成してはならない。 ここで言う「完成」とは、もうなにも変えるものがない、変更することはないということを意味している。もう変えるものがない⇒もう変えられない。 しかし何も変わるものがないのなら、それは変化をやめたと…

○○、やりましょうか?

指示待ちは使えない。どこでもよく聞く話だ。ただし、誰にでも指示を待たざるを得ない時はある。それは一番初め、最初の時だ。 たとえばその職場に初めて配置されたとき、最初にその作業に従事するとき、誰かからはじめてその作業を引き継ぐとき…、考えれば…

単純知識の時代から

インターネット、いや、Webブラウザという代物がこの世に出てきたとき。それはいまから高々20年ほど前だけれど、それでも地球の裏側の情報が、指先ひとつで手元に引き寄せられることに、私は文字通り、震えるほどの驚きと感動を手にした。 ほどなくして検索…

思想と行動

思想無き行動は混乱を生み、統一的対処、一貫した行動規範を欠く。 一つの行動ならまだしも、複数の行動の論理的裏付けが乏しく、その方向性、意味、最適性を疑うことにもなる。 行動無き思想は単なる世迷い事とも捉えられ、理解されることが少ない。 何を今…

買い物は、必要か娯楽か

日々の買い物、毎日の素材やおかずなどを買うために、スーパーやコンビニに行く。毎日買うモノが決まっていて、おにぎりとお茶とか、パンと缶コーヒーなんて人もいるかもしれない。 すでに生活のルーチンに、そうした購買パターンが入っている人は別だけれど…

識者は黙ってやっている

ある方のお話しを伺う機会があり、その方の所属する会社の実情を聞いた。 別に今回に限らないけれど、その方も、会社としてのレベルが低い、仕事の遂行能力が低いなんてことを憂う発言が出てくる。社員のレベルが低いから、仕事遂行能力が低いからなどと言う…

抽象化する力

WindowsXPのサポートが切れた。とはいえまだ「俺は大丈夫」などと言う根拠のない自信とも言えぬ理由を盾に、使い続ける人がいる。 WindowsXPのサポートが切れ、中高年が新しいOSについていけなくなっているなんていう記事が躍る。もうここ10年以上、このWind…