2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

やればできる子

多くの子供たちは、愛されるべき親からこう思われているだろう。この子は「やればできる子だ」と。今は何かの理由でできてない子であるだけだと。 ただ経験的感覚からして、やればできる子は、まずほとんど将来にわたって、ずーっとやる機会には巡り合えない…

態度表明

日本人は、態度表明が下手だ。一度決めたら絶対に変えられないと思うからか、なかなかスタンスを明らかにしない。明らかにした途端、たとえそれが正しかろうが間違っていようがもう動けなくなるからだ。 これはよく考えれば、ずっと考え続けるという良い点も…

消える意味、残る意味

その時代時代を表すはやり言葉は昔からあった。 それに乗じる形で、「流行語大賞」なんて形で、毎年のイベント化ともなり、それが1年の風物詩にすらなりつつあるものもある。 そうした言葉の中にも、その1年で廃れてしまうものもあれば、その後ずっと生息し…

生体認証とて

指紋認証が本格的に使われ始めつつある。スマホを指紋認証で解除している人、いるんじゃないだろうか。 パスワードもあったけど、これで子供たちに勝手に課金されたりしない… というのは甘い。 子供は子供で、親が昼寝している間などに「指」だけ借りて、ち…

無いものを追いかける人

理論的にはそうでも、現実世界にはまずありえないものということはいろいろあるだろう。物理学者が「重力波」を追い求めるのとはわけが違い、普通の会社員が「すべての仕事をうまく回す、たった一つの優れたやり方」を追い求めたところで、そんなものがあり…

背中を押してくれ

昔、学校の美術の時間で何かを作っていたとき、先生から、「いいものを見なさいね。いい作品を見なさい。いい作品を見てマネをすると、見たものの良さが盗めますよ。」と言っていた。裏を返せば、見るものが悪ければ、悪いところをまねすることになりますよ…

我慢比べ

企業の栄枯盛衰は長短いろいろあるのはその通りなのだが、多くは30年くらいだと言われて久しい。もちろん、それ以前から続く長い歴史を持つ企業もいるのだけれど、そうした企業はピーク時を超えた後に、爆発的な発展もないが、急激に落ち込むこともない、継…

理系というくくり

もうずっとずっと以前から、日本においては、「理系」と「文系」に分けてきたけれど、そろそろやめにしてもいいんじゃないだろうか? 今はどうか知らないけれど、私が経験した際は、「文系」とは、ほぼ「数学が苦手な人が選択する系列」であり、同じく「理系…

重なるもの、重ならないもの

記録の数は、基本、積み上がる。 失敗したときは下がるのでは?というのもなくはない。が、それは考え方としては、比率の考え方に近い。その数を比率として見ると、全体の数の上で、成功した割合、ということになり、100%を超えない範囲で収斂していく。だか…

満足度のポイント、評価のポイント

あなたは昨日やった仕事の中で、何に満足できただろう? いや、満足なんて程遠く、毎日なんとなくダラダラ。うまくいかねーなぁー。なんか面白いことないかなぁ…とか考えているだろうか? 満足度、これが明確でない場合、意識していない場合は、日常をなんと…

助けられない事

変われるものなら変わってあげたい…。が、それができないこともある。 実際に自分でやってみて、自分で体感して、その感覚を自分のものとしない事には意味がない行動がある。自分でやってみて初めて分かる活動がある。そうしたことは、頭で考えていることと…

立ち止まらずに

何か困難にぶつかってしまったら? さて、どちらに動き出せばいいのか、茫然自失。頭が真っ白になることもあるだろう。 が、立ち止まっていては、文字通り何も解決しない。今の状態のまま、だ。 解決させるためには、まず何か「動く」こと。 とにかく動け。…

基準は伝わっているのか

ゴミが10個落ちていたとしよう。 3つだけ拾っても、残り7つは散乱したまま。 5つ拾ったところで、考え方は同じ、ごみは残り続ける。 10個拾ってきれいになったところで、やっとある意味でだれにでもわかる「拾った」という価値が出てくる。 もちろん、これは…

偶然と必然

要するに人生なんて、偶然の積み重ねでしかない。 ただし、それを甘んじて受けつづけるのではなく、「その偶然が起きるように、必然化するようにどうやって持っていくことができるのか?」の繰り返しではないのか。 全てを単なる偶然のまま、身を任せるまま…

「失敗」ではなく

ポッと出のベンチャー企業ならいざ知らず、すでにそこそこ運営がうまくいっている組織や企業において、「失敗すること」を恐れているのは正直「損」だ。 失敗それ自身を「恐れる」のではなく、 失敗から「学ばず、立ち上がれないこと」を恐れるべき。 失敗は…

我慢比べ

理屈通りに物事が動けば、という大前提の下。 人手不足なら、ほかの職に就いている人をひっぺがしてでもこちらに取り込むために、給与をあげてこちらに取り込もうとする。これが本来の人手不足状態。だからこそ、微々たるものではあるけれど、アルバイトの時…

魅力のポイントと想像力

なぜそのサービスは人気があったのか?この「理由」をはき違えると、そのビジネスの転換点において大変なことに。 どの要因も重要なのだが、最たるものは「品質」。その品質が良くなければ、そもそもそれに魅力がなく、欲しいとすら思わない。価格が安くても…

苦手なのは分かりました。で?

「それ」が得意とまでは行かずとも、出来るようになりたいですか?使えるようになりたいですか? 要するに、そこがポイント。いつまでに、どうなりたいかがイメージできているのか? 子供にとっては、「いつまでに」が遠すぎて、大人になるにつけ忘れてしま…

触りたいもの、見たいもの

今年は、家庭用ゲームが本格的に3D化する年。 いくつかの主要企業から、ヘッドマウントディスプレーが出荷を始めているし、すでにそれに応じたコンテンツクリエイター、いわゆるゲーム企業も作成に余念がない。 つい10年近く前、日本のテレビが液晶メイン、…

なぜ質問が無いのか

会議にせよ会合にせよ、人が集まり、誰かが発表し、「それでは、質問の時間を取りたいと思いますが、何か質問はありませんか?」となったとき。 もちろんその集まりの趣旨やメンバーに依存するのだけれど、結構な確率で、「質問」が少ないことはおうおうにあ…

速く速く!

スピードの時代 とにかく早い事は価値 だからみんなしてスピードを上げる。 店に入ってオーダーすると、1分以内に商品が出てくるとか。 オーダーはスピーディーに通されて、待ち時間が極端に短いとか。 スピード、スピード、スピード こんな状況だから、そも…

無いことをさがすのが

これが「ある」はず、と言うのは、「探す」という行為におけるゴールが比較的分かりやすい。見つかれば/あれば、それで終了だ。 だが「無い」はず、というのは難しい。無かった、と言ったところで、見落としは無いのか、他の表記、記載になっていないかなど…

あなたが考えていることは

自分が考えているアイデアは、自分としてはずっと昔から考えていたり、時々ふと思い出して考えることであったりと、「自分としてはいつものことで、何も特別でない事」がよくあるのだけれど。 でも、そのどれもが、誰もが想像しているわけでは無いということ…

「欲しい」の意味(所有と利用)

子供の頃、店頭の、そのおもちゃが欲しかった。 あれ買ってぇ!と店の前、商品の前でおねだり。 そうして何とか手に入ったはいいけれど、ちょっと触ってつまらないものもある。 子供はそんなおもちゃはスグほっぽり出して、もっと面白いものを探して次に行く…

指示待ち族に聞いてみな

いくら言っても自分から動かず、言われたことしかやってくれないという人がいる。 事前に「指示を待つのではなく、自分で考えて動きなさい」と言明していたとして、それでもそうして自分から動いてくれるのはその直後くらいで、半日から数日たてば、やっぱり…

重みのない世界から

「重み」のない世界では、数だけが重要に。 重いものも、軽いものも、大きいものも、小さいものも、カウントされるのはすべて「ひとつ」。1という以外に価値はない。 だから、重要で大変な1件を扱ったとしても、軽い誰にでもできる1件を扱ったとしても、ど…

無理というムリじゃないもの、無理じゃないというムリなもの

社員に頑張れと激励し、無理をさせる。仕事として出来上がる。無理はした。でも出来た、良かった! 無理をして、ドロドロになって、なんとか出来た。でも、身体を、精神を病んだ。もう仕事が続けられない。ひどい!人生終わった! たぶん上記の間にある微妙…

具象と抽象のはざまで

抽象的思考が苦手な人がいる。その事物、事象が持つ共通事項をとらえて抽出すること、モデル化するということが苦手な人。違う言い方をするなら、ルール化することが苦手な人ともいえる。 抽象化は、ある意味強力な「情報圧縮」でもある。抽象化してとらえる…

失敗を恐れないようにするには?

失敗を恐れるという事の本質は、「失敗」が怖いの?それとも「失敗によって生じる、二次的な何かが」が怖いの? 失敗したことで怒られたり、責任を取らされて、二度と立ち直れなくなるようなことになるのでは無いか?という事を恐れている事がほとんどではな…

完璧主義の完璧さ

完璧主義だ、と、自分でいう人がいる。きちんと仕事をする人、なんでもかっちりできる人、などという印象があるかもしれない。 で、伺いたい。「完璧」とは何か? 誤解を恐れずに言うとすれば、「完璧」とは、「その人が思っている完璧」でしかないのではな…