自分で精一杯

自分の信じることをどこまで貫くことができるのか。

AIの時代だ、人間の仕事が無くなる…と言われている反面、人手不足だの、新しい人が入ってこない…と相反する現場の声も聞こえる。

昔に比べれば良くなったであろう人材流動性も、まだまだ足りていないということでもあり、逆に言えば、それだけ仕事が無いと嘆いていても、概ね何とか生活できる水準が保てているという今の社会の豊かさに支えられた現実があるのも事実。

 

ただ、どう考えても日本は貧しくなっているのは事実であり、世界的ポジショニングにおいて、日本の付加価値、プレゼンスを上げていかなければいけないのは自明の理だろうとは思う。のだが、さて会社で、企業で働いている人たちのどのくらいが、そんな大それたポジショニングで考えているのか。ただでさえ貯金ができない、老後資金がたまらないと嘆いている人に、そんなことを求めても仕方がないし。他人の面倒を見る前に、自分で精一杯な現状。たぶん、全労働者の上位25%がいかに全体を適切に、正しい方向に導いていくのかにかかっているんじゃなかろうか。