2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

怒られなくなったら

子供のころは、怒られるのは怖かった。 怖い親だったり、怖い先生だったり。場合によっては隣のおじさんのような口うるさい大人というのがいた。 だが時代がだんだんと、怒ることを遠ざけ、褒める形で育てようと変遷してきた。 多分これにより、「本来」は怒…

後悔のカサブタ

生きると言う事は、さまざまな局面において、さまざまに選択し続ける事。 今朝はどの服を着ようか? どの飲み物をどれだけ飲もうか? どの靴を履いて行こう? どの道を通って行こうか? どの列車に乗ろう? お昼はどこで食べようか? どの料理にしよう? 等…

知らない単語

技術やテクノロジーが進化することにより、なんでそんな使い方をするのか、そんな言い回しをするのかが分からなくなることは不思議ではない。 また、テクノロジーの進化により、それまでにはなかった考え方、概念、言葉が必要になるのも必然。 さらに日本語…

図書館という名の

ネットが発達したことにより、それ以前では手に入らなかった情報やデータが、「見かけ上」無料で手に入ることが増えてきた。 過去ビデオや音楽が無料で。著作権の切れた本のデータが無料で。 だから、それ以前から無料で手にできる機構自体に対する認識も、…

非常ボタン

大きな音がした。人が倒れた。目の前のドアが開き、ふわりと、顔から。 たまたま座れた帰りの列車で、疲れてウトウトしていた。けっこう長めに乗る路線なのだけれど、最寄駅よりいくつか前の大型駅での乗り換えのざわつきで目が覚めた。 あといくつかで自分…

一緒!

facebookの「いいね」指標が、それ以外に拡張したのはつい最近のこと。 そもそも「共感ポイント」が一つじゃないことがやっと一歩進んだ形。 当然のことながら、 「好きなものが一緒」 ということと 「嫌いなものが一緒」 は、同じ意味じゃない。もっと言え…

やらされてるなら

「それやらされてるぅ」 と言うなら、自分で決めてみれば? 辞めてもいいかも。もしくは自分からやってみれば? もちろん、やると決めればそれは自分でやるんだから、自分で決めた事。自分で背負い込む事。 辞めるというのも同じく、自分で決めたこと、背負…

肩、首まわり

ウェアラブルという言葉がジワジワと広まりだし。 メガネ型、時計型などの情報機器がだんだんと出始めて。 すでに研究レベルでは、衣服自体がセンサーや回路になっている物も出始めている昨今。 そもそも、人体に「ジャックイン」して、デジタル情報を「デジ…

ちょっとだけ上の

自分と同じレベルのグループは、居心地がいい。 もう少し正確には、同じレベルのグループの中で、上から2番目くらいが居心地がいい。その中では上位であり、でも時々1番目から刺激を受ける。 でも普通は、そういう「生ぬるい環境」では刺激が足りなくなる。 …

低効率を目指す理由

長距離走や、かけっこなどで、 「ここがゴールでーす」 と示されたところに向かって、皆が一斉に走り出すとしよう。 そしてやっとそのゴールに到達しそうになった時、 「実はゴールが変わりましたぁ。ゴールはあっちに見えるもう少し先になりましたぁ!」 と…

相変わらず

そもそも、「その仕事がどのくらいで終えられるのか?」ということを想定して仕事を割り振っている上司は、どのくらいいるのだろうか?それができている大前提として、その人にお願いするその作業に対するその人のスキルは、その上司はどの程度把握できてい…

辛いことがなくなると

会社や組織で過ごす期間が増えることで、段々と地位が上がっていったりすることがある。それによって、下っ端の時には注意されていたことも、上に上がると、特に誰かから注意を受けることもなくなって来たりもする。周りもそういう指摘を出しにくくなってく…

「語らない」という編集

黙っていればいいだろう、嘘を言うわけじゃないし、という人がいる。究極で言えば、黙秘権がそれだろう。「違う事を“言った”わけではありません」と。 が、供述に限らず、これはある意味での嘘に等しいこともある。 ミスディレクション。 もしもその話をして…

部分が全体

ウォークマンが発明されてから、外出時に音楽を聴く人は格段に増えたはず。 街歩きにおいて、ヘッドホンをしている事自体が、おしゃれだとか、奇異だとかという目を持つ人は、今はまずいない。 私も外出時は音楽やpodcastを聞くことが少なくない。インイヤー…

曲とチャプター

毎年年末年始の休暇では、何本かまとめてDVDを見ることが多い。 ことしもいろいろ見た。 懐かしいモノ、初めて見るモノ。 古くてもいいものはいい。 そんな映画。DVDでは複数のチャプターが設定されていることがある。 場面の転換点であったり、ストーリー上…

年齢、時間、効率化

小さい子供はそうそう集中力が続かない。 集中力はそれで結構体力がいるもんだ。だから、たとえば工作だったり、積み木だったりと、勉強以外であったとしても、集中している時は尊重しようと思っている。 と同じく、老人も体力がさほど持たないので集中力は…

人格

同じ屋根の下に住んでいた人がいなくなると、ぽっかり穴が開いたようだとか、さびしくなる、といった表現を使う。 父親が仕事の都合で単身赴任したり、兄弟姉妹が大学入学を機に、一人住まいを始めたり、留学したり。昨今は同居が減ったかもしれないけれど、…

今、どっち向いてますか

日本全体が停滞気味? とくに年明けから近隣国の余波を食らって、景気のみならずきな臭い雰囲気に。 下向いて生きてませんか。 このままでいいや、とか これくらいでいいや、とか。 人のことはあまり言えなくて、自分でも何度かそう思ったことがある。あぁ、…

わざわざ、という感覚

SNSにコメントを書いたり、投稿したりする人としない人。 世代によっても差がありそうだ。 世代による道具への慣れもあるだろう わざわざ私がと思う人もいるだろう。 でも、多くの人が、(自分の事は棚に上げて)他人のことは知りたいと思ったり、誰かはどう…

今、全ては対処療法かもしれない

真の理由を突き詰める。言葉で言うのは簡単だが、真理を追究するのは大変だ。研究者は、その人生をかけて、一つの真理を追究する。何か見えた…ら、実はその奥が見え始めることもしばしば。 だからと言って、じゃあみんながみんな、いつでも真の理由を求めて…

長く、本質として使い続けるために

道具は、使いつづける事によって使い慣れるところがある。 使い慣れると、当然使いやすくなる。 ただ、昔のように物理的な道具であれば、見た目ですべてが理解でき、さわり心地でその本質が分かったりする。だから、考えると言うよりも感じることが重要なと…

軸を作りに

年末年始の休暇中、インターステラーを見た。その中で、こんなセリフまわしがあった。 ズボンを買うのでさえ、ウエストサイズと股下の長さの2つで評価するのに、なぜ(テストの点数という)1つの軸だけで人を評価しようとするのか、と 学生時代はテストテ…

便利なシーンのイメージだけで

売り手は足し算で説明する。 こんなことができます、あんなこともできます。 さらにこんなことが! そして今ならさらにお得! 生活用品にせよ家電製品にせよ、今は持っていないかもしれない素晴らしい場面、状況、シーンをいかに想像させるか。だから「付加…

設定力

年の初めに今年の目標を立てる人、なんて方もいらっしゃるだろう。 今年こそはこれをマスターする、とか、○○で何点取るぞ、とか、○○試験に受かるなどなど。 会社の半期の評価なども、自分でたてた目標値にいかに迫れるか?そのために努力してきたか?という…

小さな可能性に翻弄される

小さいころならまだしも、大人になっても小さなことに捕われることは数知れず。 バーゲンセールや、ちょっとしたクーポン、それらで店は「人に来てもらおう、あわよくばついでにお目当て以外にもう一つ購入を」と誘い込む。結果、本当は必要ない物まで買い込…

ほんとうにほしいのは

「あったら便利ですね。」 こういう風に思う事は多々ある。 だが同時にこう考えてみる必要もある。 「でも、なくても構わないんじゃないかな?」 世の中はこんなことばかり。 無理にいらないものを手にしようとする。…からこそ、消費が喚起される側面は確か…

ソフトウェアの立場

インターネット以前(だいたい1995年より前くらいかなぁ)においては、ソフトウェアの地位はそれほど高くなかった。 今じゃ考えられないかもしれないけれど、一つのソフトウェアが640KB(いいですか、MじゃなくKですからMの1/1000)以下のサイズ程度で十分で…