2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

手続きと理屈

ご年配の方々がパソコンを使うところを見ていると、要するに理屈がわかっていないと思われることが少なくない。 彼らは、Aの次はB、Bの次はC…という手順/手続きで物事を覚えよう/理解しようとしているように見える。だから学ぼうとする人の多くは、操作を説…

ある会社の集まりにおいて

とある会社での集まりの話。 社長の話を皮切りに、様々な部署からそれぞれの立場での意見、提言、改善が出てくる。 そこであるプロフェッショナルがこういった。 「社長、あそこの後片付け、掃除は、もう少しきちんとやっていただきたいです。よろしくお願い…

嫌われるリスクを取る

本のタイトルになるくらい、今の世の中?今の日本では、嫌われることが怖がられているらしい。日頃の振る舞いに気を使い、ちょっとした言動にも気を付ける。 形の上では互いに気を使いながらの集団が出来上がるが、しかしそれは決してチームではない。相手の…

問いを立てる力

学校では、解を模索する能力を徹底的に授けられる。答えは?答えは?正しい答えは?テストで、実習で、覚えているか、実践できるか、徹底的に突き詰められる。 あんなパターンは、こんな事例では、どうやって解を出すのか、どの解放が使えるのかを、できる限…

真実「も」撮れる

いまやコンパクトカメラを持つまでもなく、スマートホンに内蔵のカメラでパシャッと撮ってそのままネットへ、と言う時代。こんなおいしいもの食べてますとか、こんな珍しい場所に来ていますとか。 最近では、自分撮り/セルフィーなどと呼ばれ、自分も入りな…

嫌われた時代

たぶん今30代以上の方々にとっては、SNSという装置は会社に入ってから出来上がったものだろう。今、当時の仲間からfacebookをはじめとするSNSへのお誘いが入ったりして、旧交を温めている人も少なくないはず。懐かしいねぇ、今度食事にでもご一緒に…という方…

嫌いなコト好きなコト

嫌いな物はある、嫌いな人がある、嫌いなことがある。 なぜ嫌いなのか?○○だから、××だからと理由が分かる嫌いがある。なぜ嫌いなのか?何だかわからないけれど、でも嫌いと言う嫌いがある。 前者は、自分の経験からすると、自分にないことだ。自分にない事…

目の前の事、その先の事

たとえばカメラを手にすることができたら、これからは写真が撮れることを喜ぶというのが普通の事。 しかしこれを、「写真を撮る道具」として認識してしまうと、ほんとうに単なる撮影する道具になってしまう。カメラマンが手にするカメラと、単なる旅行者が手…

通勤列車

今日から3連休と言う人もいらっしゃるかもしれない。ちょうど時期的にも秋の行楽最後のシーズン。ちょっと冷たい空気の中、旅に出るのは至福の時間。 …ということかどうかは知らないけれど、金曜日の夕方の新幹線は激混み。いつもは見ないほどの長い列が、み…

ギャップ

今同じ状態にあるところにエネルギーを注ぎ込み、ギャップを生む。エアコンがそうだ。一体が熱い空気で満たされているところにおいて、より熱い空気を一部に寄せて、一部を涼しい空気で満たす。冷蔵庫もそうだ。エネルギーを注入して、内部を低い温度に保つ…

なにをもって

あなたは何をもって幸福だと思っていますか? 子供と遊んでいる時ですか?お金が貯まった時ですか?スポーツで勝利したときですか?仕事でやり切った後のビールの一口目?おいしい料理を食べた時ですか? 何でもいいのだけれど、さて、何のために働いている…

貸し借り

貸し借りができるのは、それが「形を持っている」ということが介在していることが少なくない。本やCDを貸し借りしたことがある人は少なくともいらっしゃるのではないだろうか?貸したままになって帰ってこないこと、借りたまま返していない物がある人もいる…

いい人に巡り合うこと

ビジネスインタビューや私の履歴書的読み物を読んでいると、時々出てくるのが、「私はいい上司に恵まれていた」というやつではないだろうか。 今にして思う。良い上司に巡り合うのは難しいことだと。これまでの私の上司だった人は、そのほぼすべてが、少なく…

理論と現実の差分

いわゆる理系では、事実を元に仮説を立て、その仮説が別の事実から実証できることをもって一般化できるとする。 普通ならノイズの多い事象を、もしもノイズがなければとピュアな部分にそぎ落とし、別な言い方をすればより取り扱いがしやすいように簡略化する…

人、縁、つながり

私はすごいんだ、どうして認められないんだ、こんなにすばらしいのになぜ誰も私を見ないんだ… こう思いながら日々悶々と過ごしていたり、場合によってはネット上にそれらの証を吐き出している人も少なくないだろう。場合によってはそういうところで「発見さ…

どっちもどっち

Web上の記事を読んでいると、できる社員になるために、といった記事もあれば、こんな上司になりたい/なりたくない、といった記事までさまざま。 たとえばこんなもの。 できる社員になるためには、ホウレンソウを欠かすな。もちろん、報告、連絡、相談のホウ…

リーダーが語るもの

そのリーダーは、現場にお金の事を何か伝えただろうか? そのリーダーは、現場に目標金額の事を伝えただろうか? そのリーダーは、市場を、世界をどう変えたいと言っていただろうか? そのリーダーは、どんな世の中になるだろうと言っていただろうか? その…

コーチング

その一つのテクニックとして、相手にすべてを教えるのではなく、相手の口から答えを引きだし、それを実践させようとする。 現場を鍛える手法として、こうした手を使っているリーダーもいらっしゃることだろう。 しかし、「そう理解した上司」がその理解の上…

求められているもの

目の前におぼれている人がいるとするとしよう。助けてくれと目の前で叫んでいる。あなたはどうするか? 「そもそも泳法とは」と、そこで泳ぎを説く人はまずいない。紐や浮き輪を探して、いますぐ助けになるものを投げ入れてやるのが、当然の行動だろう。 こ…

偏り

以前所属していた会社は、そこから生み出される技術も商品もユニークさや技術力の高さは、外から推して知るべしという状況だった。そういうこともあって、当時、人事にうかがってみると、確かに人の性格や心理分類的に、大きな偏りがあると言う事があったと…

「まわり」をつくる

社内の知人と一緒にランチを食べに行くと、こんな話が出ることがある。 「この間の仕事、Aさんすごい頑張って、こんな成果を上げたんですよ。とても私ではできなかった…」 自分が自分が…と、自分の出来を主張する人は結構いらっしゃる。欧米的に、自分アピー…

苦味、天竺

子供の時にはわからなった味の一つに、苦みがある。 ほろ苦いといううまさ。ビールが飲めるようになるなんてのはそのひとつかもしれない。なんだその不味いのは?と思いつつ大人の真似事で飲み始めたビールも、やがてそれがおいしくなってきたりする。 全く…

ワクワク

平日。会社の午前中の仕事がちょっと伸びて、遅いお昼に街へと出てみる。 なんて事はない唐揚げ定食を食べ、お茶を飲み干したところで、まだ時間は少しある。 近くの本屋さんに足を向ける。ここは少し大きめで、なおかつ海外雑誌なども置いている、こだわり…

現実に帰る

ネットの能力が上がり、簡単にテレビ電話が使えたり、メールでやり取りすることで、例え地球の裏側とでも、楽に情報をやり取りすることができるようになった。つい数十年前には、海外電話は1分数百円だった…なんてのを言ったところで、信じてもらえないかも…

心と言葉

本当に心から出た言葉、もしくはそう感じられる言葉には、感動することがある。私がドラマや映画で感動するのは、そう感じられるときだ。 いわゆるドラマや映画は、それこそ俳優の演技も含めての言葉。体と共に、言葉で表現する。 しかし、アニメーションは…

旅が苦手

今更ながら、旅が苦手だ。 いや、苦手と言うのはちょっと違うかもしれない。より正しくは、他の皆さんが何を楽しんでいるのか?というのが不安だったりする、と言えばいいだろうか。 日本国内で旅をする場合。その行く先々で、名所旧跡を巡ったりするという…

ない物は何か

誤解を恐れずに言うとするなら、エンジニアは二種類の考え方を持っている。 ひとつは、いろいろな新たな技術、新規のテクノロジーのヒントが見つかることで、「それをどう使おうか?」「こんな使い方ができるんじゃないか?」と考える事。もうひとつは、「今…

ある意味でのプラス思考

会社にしばらく在籍すると、あれができていない、この能力が低い…などなどと、どんどんできるようになれ、何でもこなせるようになるように期待値が上がる。ま、新人からベテランになるには、そうして仕事を覚え、会社のルールを覚えていくことこそが成長と呼…

ホステスの夢

面白い話を伺った。 かつて景気が良かった頃。とある港町では、飲屋街がとても栄えたらしい。どこもかしこも景気が良くて、飲み屋のホステスももちろん“うなる”ほど稼げたそうだ。 彼女たちが持つ夢の典型的な一つが、「自分の店」を持つこと。お金を貯めて…

過剰品質

以前の職場でこのようなやり取りがあった。 「これ、過剰品質じゃないの?この値段で出すんだから、やりすぎだよ」 以前の日本なら、当然のことながらこんな言葉すら飛び交うことはなかったのではないだろうか。しかしこの20年ほど、東南アジア勢に製造を任…