2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

分かることの楽しさ

子供はなぞなぞが好きだ。 「…はなーんだ?」 必死で考える。答えを聞いて文句を言ったり、納得したり。それすらも楽しむ。 そうした遊びの中で、今まで自分の知らなかったことを覚え、それが次の足場となって、次回はさらにその上の知識へとつながる場合も…

適切なハードル

会社の中のポジションにおいて、「管理職になる」というのは、一つ大きな成長のあかし。だがそれと同時に(人によっては管理職になる以前から)部下を従えて、それぞれに指示を出し動かす、という事の難しさを思い知ることに。 おおむね管理職になると(昨今…

群れる

インターネットが世界に普及する前は、個々の情報を交換する手段は乏しく、ありがちなのは、いわゆる「井戸端会議」的情報交換の類が主流であったのだろう。せいぜい学校や、地域の集まりなど、その物理的な集まりを出ることができなかった。それゆえ、群れ…

本当に頭のいいひと

仕事柄、非常に頭のいい人に会う機会も少なくない。ただし、「頭のいい人」にも、 「スーパー頭のいい人」「すごく頭のいい人」「単に頭のいい人」 くらいのレベル感はある。 まず前提として、上記3種類の「頭のいい人」は、文字通り本当に頭がいい。そのう…

沈んでいくのは下からだ

日本経済の次のターンを任せる担い手が選ばれた。選挙の結果が出たわけだけれど、皆さんの思いはどれほどの政治家に反映されているだろうか? 今後の可能性はないとは言わないが、まずこのままいけばあと2か月ちょっとで消費税が上がる。私だけではないと思…

前に進んでいけるのは

そこに、小さくとも希望があるから。希望のような壮大なことでもなく、楽しみでもいい。そこに至れば気が休まる何かがそこにある。それが重要だ。 だからその先に希望がなければ、前に進む意味もない。楽しみにつながらないのにそこに至ろうとは思わない。 …

辛過ぎたら

やめよう。 すくなくともまだ今の日本なら、他の何かで生きていける可能性は高い。 感覚的ではあるけれど、今の日本は、それぞれがそれぞれの余裕を削りながら生きている。国自体としては、ほんの少しずつ少しずつ貧しくなっているのはほぼ確実だけれど、各…

決めろ!でも、

会社に入って感じたことの一つは、誰が決めてるんだろう?決まっていないように見えるのに、なんでそこに進んでいけるんだろう?ということ。 誰が支持するでもなく、明確にこっちだと言っているでもないのに、みんなでそちらに進んでいる。それで成り立って…

助けられない国

労働人口が減少し、国の人口が減少し、景気がなかなか上向かない現状で、各社はなんとか「成長」せんが為に効率化を追求し、残業が廃止され、堅苦しい日々が続く。 朝の通勤時間の電車遅延も当たり前になり、遅れそうな中、不安や不満をうちに貯めながら、爆…

ルールを守らなくなる感覚

憲法問題にしても、国会運営も、官僚の行動も…。今回に限らないのだろうけれど、特に今回の「国」に対する不安や不信の要因は、「ルールを守られないことが平気になっていく感覚」ではないだろうか。 国民に知らせるべき事を言わず、国民に後々知らせるべき…

ほら見たことか!の真意

仕事や物事を失敗した際に、知人や上司から「それみたことかっ!」とおしかりを受けることがある。だがこれ、意味のあるコメントなのだろうか?と。 「ほらぁー、言わんこっちゃない」とか「ほーらやっぱり」などなど言い方はいろいろあれど、結果的に相手が…

フォーカスポイント

どうやら今回の選挙の争点の一つに、「年金問題」が取り上げられそうな雰囲気だが。そもそも2000万円という「数字」が独り歩きし始めているところに、大きな疑問を感じるのだ。 まず前提として、これまでに年金受け取りをスタートしてきた人たちも、その多く…

蜘蛛の糸

芥川龍之介の有名な短編小説の一つが、蜘蛛の糸。小学生でも知っていたりする有名な逸話としての意味もある。 そして、昨今の2000万円の議論などというのは、まさにこれに匹敵する議論ではないかと考えてしまう。 日本政府が作り上げた仕組みとして、定年退…

分けて分析、合わせて対策

大学に限らないと思うけれど、物事の分析をする際には、その事象や事物を細かく分解し、一つ一つの要素に分けて、要素ごとの影響、効果を測定して分析する。大きく見ていると複雑なことでも、要素に分解することで、他の要因を排除して、「その原因そのもの…

感じていることに気づくこと

仕事をしていても、「何かはわからないけれど、いつもと違う」とか「何かおかしい」という状況に遭遇することがある。この原因をとらえると、実は風邪に対していち早く手が打てたり、おかしなものを食べないで済んだり、ヘンなものを買わずに済んだり…等々、…

時間しかなかった

少なくとも昭和の後半から平成にかけての日本はというと、高度経済成長再び…の夢を見つつ、頑張れ、もっとやれ…という方向で仕事を推し進めてきた。だから基本的考え方は「できるまでやる」だ。 とは言え、すべての物事が時間をかければできる…とは限らない…

自分の考え方を変えたくない人

社会人になっても学習が終わるわけもなく、自分で学んだり、勉強会に出たり、会社によっては講習に送り込まれることもある。 そんな中、若手の方々はまだいい。もう少し上の、そろそろ管理職か、もう管理職も何年もやっている…という方に多いのが、講習会、…

不安の原因

世の中、不穏な事件や災害が途切れなく報道されているけれど。それらを見聞きして、あぁ怖い怖いとか、不安だとか、理由の分からない不安感に見舞われる人がいる。で、「何が」不安なの?そもそもその「不安」をどうしたいの? 何に心配をしていて、何が不安…

責任を背負い込みすぎないためにも

それは決定的に、見える化だ。 見える化することで、判断材料を提供する。データ化と言い換えてもいいかもしれない。そこに至る証拠、エビデンスを準備し、提示する。さらに完璧を期するなら、そのうえで、「…といったこのような状況ですので、自分ではこう…

自分を正しく知ること

証券会社などにおいて、営業マンの営業トークの一つとして、「ほら、皆さんの平均値はこうです。あなたはどのあたりですか?」と示したうえで、営業を始める。これ、ある意味で、こうした金融商品においては常套手段ではないですか。 「平均値」は、真に母集…

任せる側の意識

ここ何年かの「働き方改革」にはじまるずっと以前から、日本においては、「労働者側」の意識改革が行われ。まぁありていに言えば、「もっと効率よく働け」に集約されているものがほとんど。 だが、働く側、労働者サイドのみならず、実は本当に効果が上がるの…