決めろ!でも、

会社に入って感じたことの一つは、誰が決めてるんだろう?決まっていないように見えるのに、なんでそこに進んでいけるんだろう?ということ。

誰が支持するでもなく、明確にこっちだと言っているでもないのに、みんなでそちらに進んでいる。それで成り立っていた。そう、ある意味それでよかった。なぜかといえば、社会全体、経済全体が勃興する勢いだったから。成功は「大きな儲け」に対し、失敗は「小さな儲け」だったのだろう。

 

けれど景気が後退したことで、失敗は「損失」に。となれば「誰がこっちへいくって言ったんだ!」と責任の所在の確認が。となればなるほど、責任を被りたくないので、決める側には回りたくない。

 

だが、実際にはなんとなく決まっている。数年前?まではそれでよかったかもしれない。が、それは全て日本人であったという共通のベースがあったことも大きいのではないか?これからはと言うと、世代間ギャップはもちろん、国籍や言葉、宗教ギャップがあってもおかしくない。それを、阿吽の呼吸で、「誰も決めてないけど、でもこっちだよね」なんて進め方でうまくいくわけはないのだ。

決める。その方向に進んでいく。コレしかない。

 

ただし重要なのは、そうして「決めて進めていく」と同時に、その決めた方向が間違っているなら、躊躇せずに、「変更」えお決議して進めていくこと。「一度決めたから変えられない…」事自体がおかしいのだ。誰のために決めたのか、誰が決めたのか。なぜ自分で決めたことに縛られ続けなければならないのか。

自分の目的を意識しようよ、そうして決めて、進めていくしかない。