2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

環境が思考をむしばむ

以前はそういう環境にいた。たいへん聡明な方たちの意見が、忌憚なく交わされる場所。ただ、コミュニケーションにだって工数は必要。何らかの時間、何らかの成果を犠牲にして交わされる。だから、そうした会話ができる環境というのは、普通であるように見え…

1+1

すっかり「オタク」という言葉も一般化し、市民権を得たとまでは言わないけれど、大人がアニメを見ていたとしても、大人が漫画を読んでいたとしても、別に不思議ではない、そんな時代になった。 昔から特撮、アニメ好きの私としては、大変喜ばしい時代。 あ…

理由は確認した方がいい

日々の行いをしていても、仕事をしていても、どうして「そう」しているのか、分からずに行動している事、ないだろうか? なぜか理由は分からないにもかかわらず、こうしている。たぶん、どこかで少なくとも1度くらいは聞いたことがあるはずなんだ。 「なぜ、…

練習時間は本番の?

スティーブジョブズをはじめとして、最近ならTEDのようなプレゼンテーション、一種の流行りのように、みんな「プレゼンの技術」を磨こうとしている。 確かに、うまい人はとてもうまい。見ていて、その人の考え、内容が、すんなりと頭に入ってくる人と、全く…

評価の視点

誰かを評価するというのは、難しい。 明確な基準がどこかに書いてあればまだしも、そうした物がない場合、当人の思いと、(明確化されていない)評価者の軸が、まったくずれていれば、そもそも評価にすら値しないと判定されることも少なくない。 たいていは…

それはいつ見るんだろう

すでに10年前から、録画装置はHDDへと移行。HDDが出た瞬間から言われていたことだけれど、チューナーの数さえ増えれば、いずれ全チャンネル、全時間分を、ずっと録り貯める装置ができることは、誰もが思いつくことだった。 一部のマニアは自分で録画機を複数…

卒業

SNS、以前ならmixi、今ならfacebookを使っている人が多いんだろう。このおかげで、一旦知り合うことができた人は、ネットがつながる世界にいる限り、いつでも情報交換できる時代がやってきた。学校を卒業しても、自宅が引っ越ししても、ネットさえ繋がってい…

予約の取れない宿

冬。温泉、湯治なんてのは、この寒い季節にはおいしいキーワード。 つい先日が年末の休暇だったにもかかわらず、あぁ、温泉行きてーとか、どっか旅行に行きてーなんて願望がむくむく。 それなりにいい場所、いい宿があったとしても、行くのも大変なら、宿自…

戒め

今どきの小学生は、自分でWebで検索もするし、Wikipediaだって見に行く。意味が分からなければどんどん深く探究する。知識は、正しい正しくない含め、ネットにいくらでも転がっている。 昔なら、図書館に行くなりして調べなければならなかったことが、今では…

非効率なこと

仕事はどんどんと効率化を求められ、いかに短時間に、いかに多くの成果を上げられるかを突き詰めていく。 高い品質を維持しながら、今まで以上の成果を、同じ時間内であげること。素早い判断、的確な処理、いかにリスクに備え、課題に対処するかが追求される…

それはあなたの部分でしかない

既に正社員という肩書が、事実上のある階級を表すような響きを持ち始めた今。 さらにそこに、いわゆる名前の通った一流企業となると、もう完全にそれ自体で、特権階級並みのステータスシンボルだ。 なんせ今の日本、いわゆる大会社と言われるのは、0.3%に過…

一周回って

家電王国日本において、家電メーカーのテレビの事業がやばい状況に陥っているのは、なにもここ数年に始まったことではなく。 すでに10年以上前からわかっていたにもかかわらず、相変わらず高画素化、高画質化のみの方向へ必死で引っ張っていったこの世界。 …

業態転換

ある人と仕事の話になった。とあるビジネスが大きく舵を切るらしい。 呼ばれたのは幹部候補生。取締役が発破をかけ、モチベーションも上がる。 以前なら、そんな業態から転換することはできなかっただろう内容。それを可能にしたのは、一昔前のワークステー…

適性量のほんの少し上

冬期休暇だとか、成人式だとか、何かにつけてお酒を飲む機会が増えている人もいるのかもしれない。 飲酒量は、アルコール分解酵素の保有量に影響を受けるとか聞いたことはあるけれど、「若いころに鍛えた」とか「頑張れば大丈夫」だとか、鍛えて飲めるように…

効率化の先

効率化は突き詰めれば、みんな同じものを使えばいい。みんな同じものを着て、みんな同じ規格の場所に住み、同じ働き方をする。同じものを食べ、同じような生活をする。規格からはずれることは非効率で、人と違うことをすることに対応しなければならない社会…

気持ちになって

上司が「俺はそれ、いらない」となった時、その企画は潰されるべきだろうか? あなたが判断して正しい判断が得られる、という保証は、たぶんどこにもない。 もちろん、「あなた(上司)がターゲットじゃない」なんていうことは、きちんと発表の中に盛り込ま…

革新者の育て方

仕事が行き詰ったり、テクノロジーが行き詰ったり、ビジネスが行き詰ったり、発想が行き詰ったり…。そんな現状を打破しようと、さまざまな試行をしてみたりと、企業も個人も必死だったりする。 個人は置いておくとして、企業や組織が、あらたな取り組みをお…

行き着くところ

企業が効率化を追求し、手間を減らし、無駄を減らし、無駄な人、成果を出していない人を減らし、効率化を極めて久しい。 企業に限らず、社会がそうした安さを求めている。 ふと足を踏み外して、安さにかまけて安全性、信頼を犠牲にしたような企業もある。ま…

仕切りの突いたお皿

具体を望む人がいる。どうやら外国人に比して、日本人はそういう人が多いらしい。 抽象をハンドルできない人がいる。それって何?何の話しているの?という人がいる。ちんぷんかんぷんなんだそうだ。Aで考えるとこうでしょ?Bで考えるとこうでしょ?だから同…

降ってくるのか、取りに行くのか

ジョブフェアという催しがある。求職活動といえばエントリーシートを登録したり、履歴書を送ったりという作業だけではない。大手の企業は多くの人に認知されているために、黙っていてもそうして仕事を求める人からのアプローチがあるけれど、中小企業はそう…

リスクの所在

あるPodcastを聞いていたら、彼はこう言っていた。 今は、大企業に就職すること自体が、リスクを避けているのではなく、後回しにして、一番やばいときにそれを受け取らなければならなくなっているのではないか、と。 いや、大企業に入った人全員が、というわ…

過去の経験値を元に値付けする

ある調べによると、子供のうち3人に2人は、親が知らない職業に就くらしい。 これが本当だとすると、そんな親が知らない職業の仕事内容、常識、価値観を、親の世代の価値観で判断されるというのは、それ自体がかなりの危険性が潜んでいると考えて間違いないだ…

リラックスして使えること

本を読むとき。図書館のような静かな環境で、きっちりと椅子に腰かけて読む、というスタイル“以外”に許されないとしたらどうだろう? 家で床に寝転がって読みたい。ソファーにだらりと座って眺めたい。 要するに、本や雑誌という媒体は、それを読む姿勢やス…

要は負いたくない世界

それがルールになっていれば、「(私の意見ではない、私が決めたのではないのだが)ルールを守りなさい。みんな守っているんだから」と、自分が守っているルールを他人にも押し付けやすい。 それがルール化されていないところで、勝手に自分が守っていること…

結果から見れば

アベノミクスで景気が良くなった…ように持ち上げているメディアもあるけれど、少なくとも私の周りにそのような雰囲気は、あまり漂っていない。少々高めのところでもいいとか、ちょっと贅沢を好むなんていう消費行動よりも、より良くより安くという傾向は、以…

小さく

現代はスピードの時代。いかに早く結果を出すか、いかに早く成果を生むかが問われる時代。 …というのなら、小さく行うというのが常套手段だというのは、誰が考えてもすぐにわかる事。 小さい事なら準備が少なくて済むことがほとんど。段取りも少なくて済み、…

2000円

今日で冬期休暇が終わりだという人も多いだろう。…とそんなことを言い出せば、すでに正月三が日から働いていらっしゃる人がいるからこそ、社会が動いているわけだけれど。 正月と言えばお年玉、子供のころは、楽しみにしていたものの一つ。親戚の多い家庭が…

意図せぬ連鎖

数年前、東京の荒川?を船が遡る際に、東京電力の主要な線をひっかけて切断してしまい、東京の一部の地域が大停電になったという事件があった。私ではなく、私の知人が、ビルの高層階で働いていたので、そこまで上るのに一苦労した、なんて話を覚えている。 …

教わりたかった事

高校までの12年間、いや、たぶん大学4年をいれての16年間で、いったいどのくらいになるだろう。 この16年間で習う事の大半は、既存の知識を理解し身につける事と、それを使って何かを発見する事じゃないだろうか?その反面、いったいどのくらいの時間、発見…

イメージする事

プロジェクト運営の基本として押さえるべきポイントはいくつかあるけれど、そのひとつとして、かならず事前に計画を立てる、というものが入ってくるだろう。 そうして計画を立てた上で、それにそって動き出す。多分遅れる事、うまく行かない事はたくさん出て…