2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

完全な平等の下で

平等、皆同じ、あこがれる言葉ではある。生まれも、育ちも、それぞれに必ず違う。この時代に生まれてきたから得をした、損をした。この国に生まれてきたから、得をした、損をした…いろいろあるだろう。 だがただ一つ、実質的に完全に平等なものがある。それ…

ヤマアラシのジレンマ

エヴァンゲリオンが大流行したことで、結構ご存知の方が増えた「ヤマアラシのジレンマ」。いろんな説明はあるけれど、「寒い冬で、互いに近づいて温まろう…と思ったヤマアラシ2匹。だが近づくと自分の針で相手を傷つけるので、ちょうどよい距離感で悩む」と…

勝ち馬を通して

私も含めて、日本人は勝ち馬に乗りたがる傾向が強いように思う。 勝ち馬に乗る。 確かに、勝ち馬、まず負けない馬に乗れば、ほぼ負けない。勝利が手に入る。 だがもちろんこうも考えられる。明らかに勝率が高いという事でみんながそれに乗りたがるから、配当…

アースデイを機に

つい先日はアースデイだったらしい。別段そんなことを日々気にして生きているほど殊勝な私ではなく、たまたまGoogleに教えられたということでしかないのだが。 ただ、そのGoogleのビデオの中で、先達が語ったのは、毎日の小さな行い、あなたが(意識してか、…

興味のないこととの接点

昨今のネット文化。Amazonのおすすめでよくお分かりの通り、自分の知りたい傾向、似たような情報は、ネット側が「忖度」していろいろと推してくれる。確かに、まったく当て外れはそれほどなく、けっこうな確率で、ほう、なるほど、じゃあ見てみるか…といった…

分かる

学校時代の勉強に求められている本質は、たぶんこれだろう。「分かる」ということ。だが、結構多くの部分は、「分かる」より以前の、「まず覚える」から始まる。確かに、覚えなければ始まらないところはいろいろある。言葉、単語がまずそうだ。それらの慣用…

それで失うもの

仕事をしている場合に限らず、何かを行っているときに、失敗することはよくある事。それが、ちょっとしたことでリカバリーできるような失敗もあれば、取り返しのつかない大きな失敗もある。 ただ、「その失敗で失うもの」はよく考えてみるべきだろう。それは…

意味ある悩み

大小いろいろあるけれど、悩みのない人はいないだろう。 心配性、不安症、最近はそうした心の状態にも、様々な細かな病名が振られることが増えつつある。 大小さまざまな悩みを日々抱えつつ生きること。これ自体、人間なのだから仕方がない事。ただ私が個人…

頭のいい人

たまに、「あぁ、この人は頭がいいんだろうなぁ」と感じさせる人がいる。だがこれも、いくつかに分類されそうに思う。 一つは、自分が知らないような知識を、理路整然とツラツラと語る人。難しい学問分野や、数学、経済学などの話題を語られることで、あぁ、…

ずさん

ずさん。感じでは「杜撰」と書く。意味は「誤りが多く、いい加減なこと。粗雑。」だそうだ。いい印象を抱く言葉ではないだろう。 だが、この「ずさん」な状況でここまで運営されてきたのが、実は「この国」だった、というのが、昨今見えてきたこと。政治家に…

ゼロリスクの呪い

先日は、お金の教育のことを書いてみたのだけれど、これに深く関係するのはリスクの話だ。 前回も書いたけれど、今の日本ではお金の学習はなされていないし、より広くとらえれば、リスクに関する学習はたぶん人によっては、一生を通してどこでも学ぶ機会がな…

正確さと決めつけ

私自身は、いわゆる理系出身のため、いろいろと細かいところが気になることがある。何かの連絡や報告などを受けると、どうしてそうなったの?とか、理由は?といったことを確認したくなる。自分自身としてはそんなつもりはあまりないのだけれど、ロジカルだ…

野球で考えてみる

確かどこか東南アジアの国では、「おぼれている犬は棒で叩く」といった諺があるのだとか。この言説の真実はさておき、今のネット、SNS界隈の状況が、まさにこんなことになっていないだろうか? 「炎上」という言葉が普通に使われ、一般的に意味が通るように…

自由という名の

世の中、自由が欲しいとか、自由が少ないとか、自由を勝ち取れとか…。自由に関してはいかに自分が手にするか、我々の手にするかということが話題になることが多い。 でも、本当に「自由」なんだろうか?完全な自由が欲しいんだろうか? こんなことを幼いころ…

お金の教育

日本のこれまでの教育課程において、お金の教育ということが明示されることはおそらくなかったのではないだろうか。一部大学の一部学部においては、もしかしたらそうした事を習っているのかもしれないが、そもそもお金の育て方、お金を儲けるとは?などとい…

道具を使いこなしすぎると

日本の職場において、どこでも非常に、いや必ず目にするファイルがある。 Excel。 使っていない職場はまずないだろう。 もちろん、製作者側の意図としての「表計算機能」をフルに活用したExcelの使い方は全く問題がないし、そうして使うべきだ。だがそれにし…

終了条件

そもそも皆さんは、なんでもいい、物事を進めていく際に、「これがこうなったら終わり」という条件を意識しているだろうか? たとえば、映画の撮影なら、日没になったら今日は終わりとか、光が悪くなったら終わりとか。わかりやすいところで言うと、時間にな…

トップが切り替わるとき

会社や組織のトップが切り替わる。人間という生物は、歳を取り、個としての人はいずれ死にゆく運命にあるため、必ずいずれは切り替わるか、その組織がなくなるか、どちらか。 その中でも特に、創業社長から次の社長に切り替わる際。創業社長は、創業者である…

誰にでもいるミカタ

あなたにはミカタはいますか?あなたを支えてくれることはありますか? 生まれて最初のミカタは両親だろう。無償の愛をもって自分を守ってくれる。でも幼稚園に行ったり、学校には行ったりすると、親とは離れ、自分で戦わなければならない時が出てくる。それ…

「真面目」という価値

やたら「この人は真面目だ」というところに重きを置く人がいるのだが、そういう時には特に思う。さて、「真面目」は価値なのだろうか? いや、「絶対にそうではない!」というつもりはない。だが、それぞれのレベルにおいて、その受け取る側のコモンセンスと…