沈んでいくのは下からだ

日本経済の次のターンを任せる担い手が選ばれた。選挙の結果が出たわけだけれど、皆さんの思いはどれほどの政治家に反映されているだろうか?

 

今後の可能性はないとは言わないが、まずこのままいけばあと2か月ちょっとで消費税が上がる。私だけではないと思いたいのだけれど、景気が拡大、回復している実感はほとんどなく、モノの値段は上がるけれど、給料は上がらず、実感は冷え込むばかり。

さらに今回の選挙の争点のひとつにもなっていたけれど、年金問題は根本的な解決策を打てそうな状況にない雰囲気。

 

となれば、ある意味、国に頼っていられないということ、自分たちの自助努力がかなり期待されているという事(まぁこの自己責任という状況自体が景気を冷え込ませるわけだが)。であるからこそ、退職までに2000万円の資産形成を…などと、ある意味気の遠くなるほどの大きさの資産をどう作るのかが、目の前に壁となって表れたわけだ。いや、今までと同じだと思う。ただ数字で明確に示されたことは大変意義深いと考える。

 

さらに言えば、こうしたお金による問題のみならず、様々な事で問題がが出てくるのはどこからなのか?といえば、当たり前だけれど、より貧しい世帯からこの影響を受けることはほぼ確実だ。沈み始めるのは「下」からだ。

だからこそ、下層に位置する自分たちほど対応していかなければならない。お金を稼ぐもそうだが、選挙に行く…ってことももちろんそう。それら全てのその最初に行うべきは「考えること」だと考える。学ぶこと、考えること、これなくして「何をすればいいのかわからない」とか、「もう分からないから今まで通りでいい」といってあきらめてしまうと終わってしまう。

 

あなたは今回、考えて投票しましたか?今から先のこと、考えてますか?