買い物は、必要か娯楽か

日々の買い物、毎日の素材やおかずなどを買うために、スーパーやコンビニに行く。毎日買うモノが決まっていて、おにぎりとお茶とか、パンと缶コーヒーなんて人もいるかもしれない。

すでに生活のルーチンに、そうした購買パターンが入っている人は別だけれど、そうでない人もいるだろう。

 

そういう人において、コンビニ、スーパー、小売店、はては百貨店に行くのは、「何か、あれを買う必要があるので行く」のだろうか?それとも「別に何もないけれど、何か面白いものがないかなぁ」と何かを探しに行くのだろうか?

 

目的をもってそこへ行き、そして目的のみを果たして帰ってくる、というのが、節約的には求められる行動だ。無駄な物、今は必要ないモノには一切目もくれず、さっさと帰ってくる。

しかし結構な数の人は、別に買うモノがなくてもとりあえず店に行ってみる、ということ、おおくないだろうか?それは、「行った先で目的を見つける」、「買うモノを見つける」ということ。

時にはそこに娯楽性を求め、エンターテインメント性も求める。たぶんコンビニや100均ショップなどは、こうした性格を持たせたディスプレイなども念頭に入れているのではないかと思う。いやむしろそちらに寄せていくことで、次のなにか、いつも驚きや楽しさを演出するという方向性は、品物の短命化からも裏付けられているんだろうと思うのだが。

ならもっとそういう方向性、楽しさを、強烈に打ち出す展示の仕方、商品の並べ方、アイデアの掲示などなど、いろいろとやれる事はまだまだあるとも思う。そこを単なる「商品の置場」としてしか見るのではなく、楽しさや驚きを付加価値として打ち出すという店作りなんてのもありそうだ。

 

ま、そんなことを実践させてくれる現場は、なかなかないかな。

それに気づいている店は、もうやってる所もあるしね。あそことか、こっちとか。それが付加価値というものだし、それが生み出せなければ、相対的に価値を下げることでしか競争できなくなるのだし。