婚活でありそうな失敗

あちこちで、独身者、単身者が増えたなんていう記事を目にする。

結婚したところで共働きが前提の世の中に。そんなことなら結婚してもしなくても同じか…と考えている人もいるかもしれない。

 

それでも、やはりいつかは誰かと共に暮らして…という未来を描く。そのためには、活動内容はあれこれあるだろうけれど、行うであろう婚活。

 

ただ思う。「婚活」は、言葉からして「結婚すること」をゴールにしている。だからこそ、失敗するんじゃないだろうかと。

「受験して○○大学に受かる」ということをゴールに勉学に励むと、その大学に受かったことをもってして、燃え尽きてしまうのと同じように、「結婚すること」をゴールに活動している人がいたとしたら、そいつは一度考えてみた方がいいかもしれない。
 
結婚生活の「向こう側」において、どんな生活がしたいとか、どんなことをパートナーとしてみたいとか、そうしたもっと先のことがなければ、「結婚したこと」で、目的を達成してしまい、あとは空虚になる可能性が高い。
仕事だって同じだ。「ある物を作る」という事がプロジェクトとして制定されているかもしれないけれど、「単純にその物を作る」と考えて動いている人と、「それができあがった社会/未来」を考えて動いている人では、当然ながら行動に差が出る。考えていることに違いが出る。「できれば終わり」ではなく「できたその先」が見えるからこそ、それに応じた工夫も、事前対策もある。
 
本当のゴールはどこなのか、それを目的と呼び、そしてその道のりにある一里塚を目標と呼ぶ。目標(今回たどり着くべきところ)を目的(より大きな成し遂げるべき状態)と勘違いをすると、あっという間に目的が達せられ、失速してしまうよ、きっと。