レベルがあがらない

習い事にせよなんにせよ、いきなり高いレベルからは入れない。

○級というレベルから入り、徐々にそのステージを上げていく。
そしてやがて△段となって、そのステージの究極のところに行きつく。

 

実力○級の者が、△段の練習に参加したところで、あまりにレベルが高すぎて満足度が得られないのは言わずもがな。
ここで△段のトレーニングを教えてくれた人の教え方が悪かったことが満足度に影響したのか、自分の実力にそぐわないクラスに参加したことが満足度に影響したのかを考えれば、それは推して知るべし。

しかし問題は、参加する前にそのレベルが自分に適性なのかどうなのか?を、正しく判断できるか、それだけの情報が整っていたのかということ。結果よくあるのが、出てみなければわからない、参加してみないと何とも言えないという、これまたよくある答えだ。

結果的に、提供する側はその大多数に合わせることで、全体の満足度を上げようとする。若干物足りないものがいたとしても、全体としての付加価値はその方が生まれる。

 

受ける方からすると、全体の中の一部として自分があるのではなく、自分は自分だけで100%。自分が満足できるか否か。
というわけでそうした個人の満足度を上げつつ全体の満足度を上げるためには、習熟度別などと言う形になることに。そうして上がっていくためには、結局個人の研鑽の結果、より高いクラスへと移行していくことが必要になる。

レベルを上げるのは、周りに上げてもらうんじゃない。自分で上がっていく。
上がらないのではない、上がろうとしていない、そういう課題意識があるか否か。