いまどきの「電話」

今どきの若者は、全員ではないかもしれないけれど、「かける」よりも「チャット」なのだとか。LINEがあまりに普及したことにより、声より文字が早いのだそうだ。

ちょいと文字ベースでコメントしあう方が、通話するよりもやりやすい。

…ということで、どうしても音声通話しなければならないとなると、強い緊張が強いられる、なんて人もあるようだ。

 

新入社員で最初の関門でよくあるのが、会社にかかってきた電話を取りなさいというもの。どこの誰からかかってくるかもわからず、社内の人の顔と名前も覚えきれていないので、取り次ぎさえもままならないなかで取る受話器は、結構な恐怖だ。

これがチャットなら、しっかり検討して返答も考えられる、対応できるのに…。

 

要は、失敗するリスクを下げたい、なんとかしくじらないようにしたいと言う思いかと。

たしかに自分を振り返ってみてもそうだった。でもね。

そんなの小さなことなんだよ。いや、小さい失敗をいっぱいできる期間っては、ありそうでそうはないということに、たいてい「その期間を過ぎた後で」気が付いたりするもので。

失敗?いまならいっぱいしてもいいんだ。最初なら。

一度もこけずに歩けるようになった赤ん坊はいないんだから。転び方を知っている方が、へたに大きなけがをしないもんさ。